早漏は、自分で射精を我慢するコントロールができず、性行為の比較的早い段階で射精してしまうことを指します。なにも挿入しない状態でも、女性にペニスを触られていたり、フェラチオされている最中、早々にイってしまうことも広い意味での早漏と言われます。ちなみに、「挿入から○分以内が早漏」といった具体的な分数があるわけではないので、なんとなく自分は早くイキやすい、という自覚がある場合や、女性に「早い」と言われれば、早漏の部類に属しているのではと疑ってみても良いでしょう。

今回はそんな早漏を解決するために、1人でできる早漏改善トレーニングについて見ていきましょう。

早漏とはどんな人を言うのか?

一般的に男性の3割が早漏と言われています。この定義自体が誰の意見を基に作られたのかわかりませんが、おそらく女性側にアンケートを取った際に、セックスをした男性の3人に1人は早漏と感じた、といったデータによるものだと思われます。

セックスにかける時間は人それぞれですが、挿入から6~7分程度で射精に至るのが普通とされているので、それより早くイク状態は、女性にとっては早漏と感じるようです。ということは、挿入から6分以上射精するのを我慢できれば早漏を脱却できるということになります。

早漏になる人ってどんな人?

早漏になる人のイメージって、どんものでしょうか?なんとなくですが、性体験が少なかったり、仮性包茎で亀頭が過敏なタイプだったり、心的ストレスによるものだったり、早漏の原因はさまざまあります。また、本来は普通にイケる人も、コンドームを着用せずに生挿入する場合だと、コンドームよりも刺激が強くいつもより早く射精してしまう、といったことがあるようです。

早漏の男性とセックスする女性は、自身の性的興奮が高まるどころかエクスタシーを感じることなく果ててしまう男性を見て落胆したり、自分に問題があるのかと悩んでしまったりしてしまうことも。そのため早漏を改善し、女性を性的に満足させるためには、早漏を改善する努力を女性に見せることなく、ひそかに行って次のセックスでは変わった姿を見せたいものです。

早漏の反対の遅漏って?

ちなみに、早漏の反対は遅漏と言いますが、この遅漏自体もある意味で女性を満足させるものとは異なる問題の一つ。挿入から射精までの時間が長ければいいのかというと、そうでもないのが現状で、女性にとっては痛いと感じる人もいますし、男性もひたすらイクまで腰を振り続けなければならないので、体力的に消耗してしまいます。
この遅漏になるタイプですが、マスターベーションの過度なやりすぎ、または特殊なマスターベーションを行うタイプに多いものです。たとえば、1日に5回もやっていれば、実際のセックスにおいての満足度は低下し、自分のペースで射精をコントロールできるマスターベーションのほうが気持ち良さを感じるといった事になります。また、マスターベーションの仕方にも原因があり、セックスにおける体位とはかけ離れた体制でマスターベーションしたり、手コキする手の握りの強さが膣とは比べ物にならないほどの締め付けを与えることで、膣では満足いかなくなるということになるのです。

ある意味、遅漏の方が早漏より直すのが難しいのかもしれませんね。

早漏トレーニングの方法とは?

早漏を改善するためのトレーニングが巷にはあるので、それをいくつかご紹介しましょう。人それぞれペニスの感度も違いますし、早漏の原因も異なりますので、一つを試してみて効果が出なければ、他の方法を試すなどしてみながら、早漏を改善できる道を一歩ずつ進んでいきましょう。

マスターベーションで射精をコントロールする

一人で手軽にできる早漏トレーニングとしては、マスターベーションの際に射精するタイミングをわざと止める訓練をしてみることがとてもおススメ。その際に、できるだけ手の握りを膣の挿入時の感覚に近くするため、少し緩めにしておくとよいでしょう。興奮も高まり射精しそうになったら、一度手を留めてイクのを我慢します。波が去ったらまた手を動かします。そしてまたイキそうになったら止める、を何度か繰り返してみるのです。そうすれば、実際のセックスの最中でもイキそうになった際に、動きを止める癖がついて、イキにくくすることができるようなります(もちろん全てがうまく行くわけではありません)。他にもイキそうになったら、別のことを考えてみるといった方法もありますが、その場合には勃起したペニスが萎えてしまったりすることもあるので、基本はセックスの最中はセックスに没頭し、その中で射精をコントロールできるように頑張りましょう。

前戯をたっぷり行い、女性を満足させておく

早漏がなかなか改善されないのであれば、女性を前戯で満足させてしまうことです。前戯が物足りないために、挿入後の早い射精に不満を持つ女性も多いと思いますので、しっかりと前戯に時間をかけておけば、多少早くても不満が軽減される可能性はあります。

体位を変える

これをトレーニングと言うかはさておき、頻繁に体位を変更することでペニスへの刺激の方向性が変わります。たとえば、一般的に正常位を好む人は多いですが、バックを行う場合と正常位ではペニスが感じる刺激度合いが全く異なります。ですから、あまりイキにくい体位を自ら知っておき、そこで時間を稼ぎながらイキやすい体位に変わることで、フィニッシュを迎えやすくなるわけです。関係が長いパートナーとのセックスの場合、マンネリ化を防ぐ意味でも体位のレパートリーがたくさんあると、早漏の男性は安全です。

骨盤底筋を鍛える

骨盤底筋とはあまり耳慣れない筋肉の名前ですが、お尻の穴を占める筋肉のことです。つまり、セックスの最中にお尻の穴に力を入れれば、射精タイミングをコントロールすることができるというのが、この骨盤底筋の筋力強化の目的です。実際に学術研究論文で早漏改善効果が認められた方法とも言われるトレーニング方法なので、ぜひ試してみることをおすすめします。トレーニングとはいうものの、実際のセックスで実践するしか方法はないものなので、パートナーにも気づかれずに、セックスの快楽を味わいながら、早漏トレーニングも行える一石二鳥の方法です。

早漏防止薬を服用する

これはトレーニングと言えるかはわかりませんが、早漏を防止する薬を服用することで改善できる場合があります。さまざまな種類の早漏防止薬が市販されているので、自分に合った薬を服用すれば早漏を手早く直すことができるかもしれません。ただし、薬の服用となれば副作用の影響なども心配ですし、服用を止めたらまた元に戻ってしまうという危険性もあります。当然コストもかかりますので、あまりお金をかけたくないのであれば無料で行えるトレーニングで改善を目指しましょう。

包茎手術(仮性包茎の場合)を行い、亀頭が常に表にさらされている状態に保つ

前述しましたが、仮性包茎の場合、普段は皮がかぶっている状態が多いと、セックスの際には皮が剥けたとしても刺激が強くなりすぎて、射精のタイミングが早くなりがちです。そうならないように、思い切って仮性包茎の方は手術を行い、皮がかぶっていない状態を作ってしまいましょう。そうすればペニスに自信が付くだけでなく、清潔にもなりますし、何より早漏も改善されることでしょう。