セックスの前戯テクニックの一つでもある「クンニ」。男性であれば、パートナーとなる女性をクンニでイカせられるような技術を身に付けたいもの。しかし女性の立場からしたら、「ただ舐められているだけで気持ちよくない」「むしろ痛い」にもかかわらず、「そんなことを男性に言ったらショックを受けるかも?」と思ってイッたふりをしてみたり、感じているようにわざと声を出してるだけ、ということもあるんだとか。

そんなことを聞いたら、男性だって「なんとかしてクンニで本気でイかせてやろう!」と頑張ってしまいたいと思うのではないでしょうか?もしクンニだけで女性をイかせることができれば、男性としての優越感にも浸れますし、パートナーとのセックスも回を重ねるごとに楽しくなってくることでしょう。

ここでは、女性をクンニでイかせるためのテクニックについて、5つのポイントをピックアップして紹介していきます。これまでクンニは避けていたという人も、逆にクンニにはかなりの自信があると思っている人も、更なる快感を女性に与えるためにしっかり学習してから実践していきましょう。

クンニとは?

クンニとは、正式名称を「クンニリングス」と呼びます。クンニが何かを改めて説明するまでもありませんが、女性器を口や舌で舐めて刺激を与えることを指します。中でも、女性器の中でも一番敏感なクリトリスを中心に舐めることがクンニの最高峰と思っている人もいるかと思うのですが、女性器の構造は男性器と比べても非常に複雑な構造となっているので、女性器全体の構造を知り、どのように攻めるのが効果的なのかを考えながらクンニを行っていかないと、あまり響かない愛撫に終わってしまいます。

男性の中には、クンニ自体が苦手という人も結構います。もしかしたら過去にクンニをしたらとても臭ったのでトラウマになってしまった、という人もいるかもしれませんし、そもそもオシッコや生理の経血が出てくる場所を舐めるってどうなのよ?と潔癖症気味に人は思うかもしれませんね。

しかし、ガバっと股を開かせて舐める行為に興奮するクンニ好きの女性は意外と多く「舐めてほしい」という気持ちと「恥ずかしい」と思う気持ちが気持ち良さを増幅させる、それがクンニの醍醐味とも言えるんですね。

女性器全体の構造を知ろう

女性器の構造は、大陰唇や小陰唇、クリトリス、膣などで構成されています。

大陰唇

女性器の最も外側にある大陰唇は左右に膨らんだの部分のこと。クリトリスや膣といった部分からは最も遠い部分ということもあり、あまり大陰唇を攻めるという男性もいないと思います。女性にとってもそれほど快感を得られる部分ではないので、ここを集中的に舐めたとしても大きな反応を得られるものではありません。

小陰唇

小陰唇は大陰唇よりさらに内側にあり、左右にビラビラしているのが特長の部分。この部分は大陰唇よりは性的興奮が感じられる部分とされてはいるところなので、攻めていきたい部分です。この小陰唇の形は女性によって左右非対称だったり、ビラビラ部分が大きかったり、ピッタリ閉じていたりとさまざまなこともあって、クンニ好きな男性が興奮してしまうものだったりします。ビラビラを広げてみたり、吸ってみたりすることで反応を見ることができます。注意すべき点はビラビラを伸ばしすぎると痛がる女性もいるので気を付けましょう。

クリトリス

クリトリスは男性のペニスに相当すると言われる女性の性感帯の一つ。男性がクンニで一番舐めたり吸ったりする場所はクリトリスでしょう。このクリトリスは、通常包皮に隠れている部分なので、そのままの状態を攻めるのではなく、少し包皮を剥いてからクンニすると良いと言われています。しかしそれも女性によってケースバイケース。刺激が強すぎると感じる女性もいれば、痛いと感じる女性もいます。中には包皮を剥く行為自体が痛いと感じることも。男性の真性包茎の場合に近い痛さかもしれませんね。よって、まずは包皮がかぶっている状態で舐めていき、興奮してきたと感じたら、包皮を剥いて少しずつ攻めてみましょう。

膣自体はクンニではかなり攻めにくい場所。基本的にはペニスを挿入したり、指を入れたりすることはあっても、下を膣の中に入れ込んだりということはあまりしないのではないでしょうか。そのため、クンニする際には別の場所(クリトリスが多いと思いますが)を攻めながら、膣に指を入れてかき回したり、Gスポットを刺激したりするなど、合わせ技で攻めるのがベストな部分です。

女性をクンニでイかせるための5つのポイント

ここからはクンニで女性をイカせるために身に付けたい5つのポイントについて見ていきたいと思います。

  • セックスの前に一緒にシャワーに入るなどして、クンニをしやすい状況を作る
  • ひげを剃る
  • 歯磨きやうがいをして清潔にしておく
  • 羞恥心を最高潮に持っていく
  • 時間をかける

セックスの前に一緒にシャワーに入るなどして、クンニをしやすい状況を作る

さすがにクンニ好きの男性でも、シャワーに入っていない状態でクンニするのは抵抗があるでしょう。であれば、一緒にシャワーに入って洗って綺麗になったことを確認できれば、思いっきりクンニに没頭することも可能となります。愛撫する振りをしながらしっかり洗ってあげれば準備万端です。

ひげを剃る

クンニの際にひげがチクチクして痛いと感じる女性も多いとか。そんな状態では感じるどころか、クンニストップがかかってしまいます。普段ひげを蓄えている男性なら、あまり問題なりませんが、無精ひげや休日の剃り忘れといった2~3日程度生えたひげが一番チクチクする長さです。ですから、今日はクンニでいっぱい攻めようという日は、しっかりとひげを剃って臨みましょう。

歯磨きやうがいをして清潔にしておく

雑菌が膣や尿道に入り込むと性病が発症する確率が高くなります。そのため、クンニするしないに関わらず、セックスの前には歯磨きやうがいをして、口の中を清潔にしておくのがエチケットです。また、口内炎ができていたり、出血を伴う傷があったりする場合には、クンニをするのは避けておくのが無難です。

羞恥心を最高潮に持っていく

基本的にクンニをされるのは恥ずかしいと感じる女性は多いです。女性は舐められてしまうと諦めもあってそれほど恥ずかしさを感じないものの、見られている状態が特に恥ずかしいと思うのだとか。そのため、あえて足をガバっと開いてじっくりじらしながら、開いた足の間にある女性器を見つめましょう。さらに女性器に触れるか触れないかの距離に顔を近づけながら、フッと息を吹きかけるなどじらす作業を繰り返してみるのも手です。

時間をかける

セックスとなると、挿入することが最終目的であるかのように、前戯にあまり時間をかけない淡泊な男性も多いです。その反面、女性はできるだけ前戯に時間をかけて欲しいと思うもの。もし女性の濡れ度合いが少ないと感じるなら、それは男性であるあなたの愛撫が足りないということの裏返しでもあります。女性によって性感帯は異なるので、反応をみながらどこを集中的に愛撫していくのがいいのか考える男性もいると思いますが、間違いなくクンニは愛撫すればするほど、性的興奮が高まります。クリトリスを中心として性器全体を優しく舐めまわしましょう。もし、時間をかけてクンニし続けるのがしんどい、と感じるのであれば、シックスナインに体勢を変えていくことで、自分も気持ちよくなりながら女性の反応を楽しめます。