アダルトビデオで見かける「潮吹き」で有名なGスポット。とある国民的人気ミュージシャンもこれをもじった歌を歌っていましたが、Gスポットは女性器の膣内にある性感帯の一つです。Gスポットは基本的には手での刺激が前提となる場所にあるものなので、ペニス挿入によって刺激を与えにくい場所ではありますが、まったく刺激を与えられないという場所ではありません。

今回はGスポットを刺激しやすいセックスの体位について見ていきたいと思います。

Gスポットはどこにあるの?

Gスポットは膣口から3~5cmぐらいのお腹側のあたりにあると言われています。一説には500円玉大の大きさのざらざらしたものがあるとされ、その部分がGスポットであるということなのですが、実際にGスポットと言ったクリトリスのような突起物があるわけでもないため、だいたいこのあたりというぐらいしか言うことができません。そのため、人によってはGスポットの刺激をうまく与えられません。反対にGスポットの感覚をうまくつかむことができる人なら、潮吹きまで行えるという男性もいることでしょう。

Gスポットは手マンで対応?

Gスポットは指を挿入して押して刺激を当てるのが一般的です。位置的におへその下、陰毛の生え際あたりの裏側がそのGスポットにあたるとみてよいでしょう(女性によってその位置は当然異なります)。手マンと呼ばれる指による刺激を与えることでこのGスポットを刺激すると、女性の尿道から液体が噴き出すことがありますが、これが潮吹きと呼ばれるものです。潮吹きができればGスポットの開発はできたといっても良いでしょう。

しかし、女性のすべてが潮を吹くわけではないので、潮吹きしないからといって、さらに激しく刺激をしていくと痛いだけなのでやめましょう。また、自分のテクニックがないと、げんなりしてしまったりする必要もありません。できたらラッキーぐらいに思っておくと良いでしょう。

Gスポットはペニスで刺激が可能?

Gスポットをペニスで刺激するのは結構難しいです。ペニスで刺激するのに重要なのは「角度」と「挿入深度」です。
まず角度ですが、正常位の場合だと、反り返ったペニスであれば刺激を与えられる可能性があります。反対に下向きのペニスの場合には、向きが逆になるため、ほとんど刺激を与えることができません。また、挿入深度はできるだけ浅めが望ましいです。その理由は、Gスポットの位置が膣口から3~5cmなので、勃起したペニスで直接刺激しようと思ったら先っぽを挿入するぐらいの浅さでなければアプローチすることができないのです。この点では長いペニスより短いペニスの方が有利に働くかもしれませんね。

Gスポットをペニスで刺激しようとすれば、必然的にペニスは抜けやすくなります。そのため前後に激しく動くのではなく、上下に動くような形が良いです。

Gスポットを刺激しやすいセックスの体位

ここからは、Gスポットに刺激を与えやすいセックスの体位について見ていきたいと思います。

正常位

一見すると正常位はGスポットに刺激を与えるにはあまり向かない体位のように感じますが、男性が腰を下げ、女性の腰を上げるようにすることで、下側から上に突き上げるような感じになればGスポットに刺激を与えられます。イメージとしては両手を後ろについて腰を前後に動かす感じです。通常は女性の体側に手をつくように行いますが、まさにAV撮影でカメラマンに結合部を見せるかのように挿入します。それもできるだけ浅めに挿入しますので、スピード感はありませんが、ゆっくりと展開していくのが、Gスポットを刺激する正常位のやり方です。

通常の正常位に比べれば動きも少ないので、高速ピストンが好きな方には少々物足りないかもしれません。しかし男性もここはぐっと我慢。女性を気持ちよくさせるために行う正常位であると割り切って行うようにしましょう。

後背位(バック)

Gスポットに刺激を与えやすいセックスナンバーワンは後背位(バック)でしょう。ただし、これはペニスの反り具合による部分も大きいので、男性の皆さんが全員Gスポットを刺激できるとは限りません。もし上向きに反ったペニスであれば、後背位(バック)によるセックスは効果的ではありません(そういう人は正常位がベストです)。とはいえ、一般的なペニスの持ち主であれば、一番刺激を与えやすい体位ということは知っておきましょう。

この後背位(バック)によるセックスは、基本的に射精をしやすい体位です(動物の交尾を見るとわかるでしょう)。そのため、人間も後背位でイキやすくなっていることから、女性を気持ちよくさせるさせる以前に男性自身が先に気持ちよくなって射精してしまうことが十分起こり得ます。

騎乗位

騎乗位は、男性が動くよりも女性が動くのが基本の体位です。女性自身がGスポットに当たるように場所を探しながら刺激を求める体位になります。男性は上下に動いてもらう方が騎乗位の場合は気持ちいいのですが、女性がGスポットに刺激を与えようと思ったら、上下よりも前後に動いた方が刺激を得やすいため、もしそのような動きをしている女性であれば「自ら気持ちよくなろうとしているな」と察してあげると良いでしょう。

対面座位

これは先ほどの正常位の発展型かもしれませんが、対面座位もGスポット刺激を比較的行いやすい体位と言えます。これまでの3つの体位は、多くの方が通常のセックスにおいて行っている体位のベスト3に入っているもので、この対面座位はそれらからすると少々認知度も劣るものですが、男性が胡坐をかいて座った状態の上に女性が乗るような感じです。騎乗位とは違って男性は腰を動かしやすくなりますし、女性も両手を後ろ手につくことで比較的自由に動くことができるようになります。そうやって自由になった両者が角度や深度を調節しながら腰を動かすとちょうど良い刺激をGスポットに与えることができます。ペニスの刺激だけでなく胸への愛撫もしやすく、全般的な性感帯への刺激を行いやすい体位とも言えます。

背面座位

こちらは対面座位のバック版です。よくアダルトビデオで結合部をカメラ側に向けながらセックスしている光景を見かけますが、普通のセックスの時には誰に見せるんだ?といったものですので、あまりすることはない体位です。そんな背面座位、バックがGスポット刺激に効果的という話をしたように、こちらの背面座位も同様に刺激を与えやすいものです。バックに比べると動きに制約はありますが、その分ゆっくりとピンポイントでのアプローチ調整しやすいのが特徴です。

立ちバック・寝バック

こちらはバックを寝て行うか経って行うかの違いですが、通常のセックスでのバックは膝をついた形になるものの、立バックはそのまま立った状態で行うもの、寝バックは寝た状態で行うものを言います。立バックは身長差がネックになって高さ調整が難しいですが、角度的には下から突き上げるような感じになるので、はまればいい感じの体位です。

寝バックは寝ている状態なので、膣口自体があまり開いておらず、挿入自体もともとあまり深くないものです。その分Gスポットに深さ的にもピッタリ到達する感じの体位となります(ペニスサイズや膣の長さにもよりますのであくまで想定です)。