ペニスの小さい男性にとっては、「本当に自分のペニスサイズで女性を満足させていると言えるのか」といった不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。もちろん、セックスにおいてペニスが大きければ、女性の満足度は高まるかもしれません。しかし、挿入することだけがセックスではありませんので、ペニスが小さい分、他の部分(前戯やテクニック、後戯など)で挽回する必要があります。愛情持って相手に接することができれば、ペニスの際には気にならないという女性もなかにはいます。
今回は、愛情でペニスの大きさをカバーする方法について見ていきたいと思います。
ペニスサイズはどれくらいが一般的?
男性同士で銭湯や温泉に入った際に、他人のペニスサイズが気になって見てしまう、という人はいるでしょうか?でも、男性しかいない場所で、勃起しているペニスを見るということはほぼほぼないはず(男性好きという方は違うのかもしれませんが…)。それならば、他人と比べてどれくらいのサイズが一般的で、どれくらいのサイズを下回れば小さいと判断されるのでしょう。たとえば、パートナーがこれまで付き合ってきた人とセックスしているとして、その人と比べられて大きい小さい、を判断するとしたら、前の相手次第ということになります。それでは比較対象としてあまりにもおおざっぱすぎますね。たとえば、それが日本人でなく外国人だったら間違いなくサイズで勝つのは難しいでしょう。
オナホールグッズの販売にて、有名な「TENGA」が公表する男性50万人のデータによる日本人のペニスサイズの平均はなんと「13.56cm」、亀頭の直径は「3.53cm」竿部分の直径は「3,19cm」となっています。
つまり13cmぐらいの長さであれば、一般的ということです(勃起時)。大体どれくらいかというと、親指と人差し指を目いっぱい伸ばしたサイズぐらいがペニスサイズと言われていますので、それをイメージしてみると良いでしょう。平時だと7~10cmぐらいになると思うので、およそ1,5倍のサイズになるのが、勃起時のペニスサイズと言えます。
ペニスサイズに自信がない人は前戯を磨くべし
では、ペニスサイズに自信がない人にとって、どのポイントに力を入れていけば、セックスを満足いくものにできるでしょうか?それはやはり「前戯」になります。ムードつくりから、性感帯への愛撫をじっくり念入りに行うことで、挿入以前の段階で、女性を満足させてあげることができれば、短小ペニスもそれほど気にならなくなります。
ここからは、具体的な場面・パーツごとにどのような愛撫が効果的かをお伝えしていきましょう。
環境づくり
セックスは環境づくりからスタートしています。汚い不潔な部屋でセックスしたいと思う女性はあまりいないはずです。まずは、ムード溢れる部屋に様変わりさせましょう。それが面倒に感じるのであれば、ホテルなどを利用して清潔な環境でセックスを行いましょう。
キス
キスの上手な男性は、キスだけで女性を濡らすとも言います。ねっとり舌を絡ませるようなキスを長くしつこいぐらいにしていると徐々に女性もトロンとしてきます。にもかかわらず、取ってつけたようなキスでさらっと胸や下腹部に向かうようでは、テクニック的もNGです。それでは短小ペニスをリカバーできるほどではありません。
乳房への愛撫
なんとなく乳房を揉んで、乳首を吸って軽く噛んでみて、といった通り一辺倒の愛撫に終始していませんか?時には緩急をつけた愛撫や変化球も必要です。いつも行っているルーティンを頭から一旦はずして、違うルートを攻めていきましょう。また性感帯はいきなり本丸を攻めるのではなく、周辺から徐々に本丸に向かうようにしましょう。たとえば、乳首を思いっきり攻めるのであれば、まずは乳房全体を揉みながら乳輪周辺を、円を描くように舌を這わせる、その後乳輪を愛撫し、最後に乳首にたどり着くようにします。できるだけ乳首にたどり着くまでには時間をかけるのがコツ。いきなりメインディッシュに行くのでは味気ないですからね。そのような配慮が必要です。
クリトリスへの愛撫
クリトリスは男性のペニスのようなもの。普段は皮を被っていることが多く、性的興奮を覚えると包皮がめくれてむき出しになったりします(人にもよります)。クリトリスへの愛撫は皮をめくって本体を触ったり、クンニを行いながら舌で転がしたり、吸ってみたりして反応を得るようにします。クリトリスへの刺激で性的興奮を得られない女性はあまりいないとは思いますが、愛撫が下手な男性の場合には、女性側が痛さを感じることもあるので、注意は必要です。できるだけ唾液などを使って濡らした状態で触るようにしないと、相手は痛いだけです。
膣内への愛撫
膣内への愛撫は、指を持って行うことになります。その際に、ただ膣内に入れた指を前後させるだけの人もいるようですが、それでは芸がありません。そこで攻めたいスポットは2つ。「Gスポット」と「ポルチオ」です。
「Gスポット」はアダルトビデオでもよく聞くクリトリスに匹敵するほどの性感帯。具体的に言うと、膣口から3~5cm程度奥のお腹側の部分の膣壁を指で刺激することで快感が得られるスポットを指します。このGスポットは、クリトリスのような突起があるわけでもありません。ネットや書籍にある情報だと、その周辺に500円玉ぐらいのざらざらした感触がある部分があって、そこがGスポットであると、言われていることもあるのですが、確証があるものではなく、なんとなくその辺り、ということとなります(医者でもそう言うようです)。どうしても内見できる部分ではないことや、人によって膣内の広さや形状にも違いがありますので、一概にこれだということが言えないのが現状です。そのあたりは、実際に指で刺激しながら、このあたりかな?というのを実践で知っていくしかありません。
また「ポルチオ」というのも性感帯の一種と言われています。「ポルチオ開発」という言葉があるように、ポルチオは、あまり知られた性感帯ではありません。中には性感帯ではないという人もいるぐらいです。しかしこのポイントを刺激することによっても快感は得られます。また、このポルチオは指による刺激だけでなくペニス挿入時にも刺激を与えることができるものです。先ほどのGスポットは場所的にも挿入したペニスがなかなか当たりにくい場所にあるのですが、ポルチオはペニスが子宮口に当たるぐらいのサイズの持ち主であれば、挿入時のピストン運動で奥まで突くことで快感を与えることができます。しかし、ここでお話しているペニスサイズに自信がない方には少々難しいかもしれません。その場合には、指を使ってしっかりとポルチオを刺激して興奮度を高めるようにしましょう。
ペニスサイズが小さくても出来ることはセックスにおいては山のようにあります。それをせずに、「自分は短小だから女性を気持ちよくさせることができない」というのは怠慢に他なりません。ペニスサイズの小ささをカバーするために、まずはい愛情たっぷりの愛撫を、時間をかけてじっくり行いましょう。そうすれば、ペニスサイズが問題視されることはないと断言できます。