40代にも差し掛かると中年とも呼ばれるようになります。そうなると外見が変わってくるだけでなく、ペニスにも変化が訪れる人も出てくるのがこのころです。いくつになってもセックスライフを愉しみたい、という男性はいると思いますが、加齢には勝てず、サプリメントや精力剤の力を借りることもあるでしょう。実際のところ中年に差し掛かるとペニスは小さくなったり勃起しなくなったりするのでしょうか?

今回は勃起力を測る意味での中折れについて、詳しく触れてみたいと思います。

中年時のセックスで起こりうること

中年ともなれば、若い時のようにペニスがギンギンに勃起する、精子の飛ぶ距離が長い、といったことはなくなってきます。そのため、これまでは普通にイケていたものがイケなくなってくるのは自然の摂理のようです。やっていることは同じなのになぜか、フィニッシュしない。勃起が続かず中折れするなんてことが起きるようになってきます。中折れとは、性行為の際、勃起はするため挿入はできるものの、性行為中に萎えていくED(勃起不全)で、40代前半から多く見られてきます。50歳になる頃には男性の6割以上がEDを経験すると言われています。

このようなED(勃起不全)が生じてきたら、まずは何よりまずEDを自覚することが大切となります。

中折れが起きる原因について

では、なぜペニスの中折れが起きてしまうのでしょう?
その前に、まずは勃起の仕組みについて見ていくことで、中折れの起きるメカニズムを知りましょう。

勃起が起きるまでの流れですが

  1. 性的興奮を覚える
  2. 脳の指令によってペニスに血液が流れこみ勃起する
  3. 勃起を保つため、ペニスから血液が流出しないようにする

といったように、ペニスに血液を流し込み、その血液をペニスにとどめることで、勃起を維持し続けられるようになっているわけです。しかしこれが、加齢や精神的ストレス、プレッシャーによってうまく機能しなくなったり、勃起を維持するのが難しくなったりすると、中折れが起きてきます。仕事上のストレス、子作りのストレス、いろんなストレスを抱えている現代人では特に珍しいものではありません。

また、中高年になるといろいろな病気が発症してきますが、中でも動脈硬化は中高年の中折れの最も多い原因です。人間は年を取るにつれて血管は硬くなって詰まり始めます。それが重度の状態のものが、心筋梗塞や脳梗塞だったりします。

ペニスの血管は細いこともあって、動脈硬化の初期症状とも言われており、EDが現れてくるようです。中折れが出始めるということは、動脈硬化の指標としても考えられているため、今まで以上に健康に気遣う必要があります。

年代別での中折れ症状の実情・改善方法

20代~30代

この世代の中折れは、心因的なものか、抗うつ剤や向精神薬等の薬による副作用が要因となっている場合が多いとされています。たとえば、はじめての女性との性行為で緊張し、性行為自体に集中できず中折れしてしまったりするものです。これがトラウマとなって再度性行為している際に、前回中折れしたことを思い出して「またなったらどうしよう」と考えてしまうということがあります。こういう場合に、ED治療薬を使用することで改善が見込める場合があります。
また、処方された抗うつ剤や向精神薬を服用し始めたあたりから中折れするようになった場合、副作用が原因の可能性が高いです。医師に相談して薬の種類を変えてみたり、減を減らしてもらいましょう。

40代の中折れ

この世代の中折れは、生活習慣病と密接に絡んでいます。たとえば喫煙や運動不足、飲酒、食生活が原因となっていることが多く、生活環境を改めて運動をしてくだけで解消する可能性が高いです。あまり健康診断を受けていない方の場合は、自身の健康状態を知るためにも健康診断を受けて、自分の体の現状を知りましょう。

また、子作りによるプレッシャーも中折れ要因であることがあります。こちらも早めにED治療薬の摂取を行うなど医師の診断を受けてみましょう。

50代の中折れ

この世代での中折れは、加齢によるところが大きいとされています。40代と同様に、生活習慣を変えることで解決できる場合もありますが、いろいろなところが衰えてくる時期でもありますので、素直に受け止めるところから始めましょう。勃起力も当然衰えますが、ほとんどがED治療薬で解消できます。

また、50代になると勃起する機会(セックスの頻度)も少なくなってくるものです。マスターベーションも減る傾向にありますが、実は射精時にはペニスや前立腺の血流が改善されるので健康に良いと言われています。セックスに限らずマスターベーションでもよいので、射精する機会を頻繁に作ることがこの年代には必要です。

中年になるとペニスは小さくなる?

結論からすると、ペニスが中年になったからといって小さくなるということはありません。これは上記で触れた勃起不全などによりフニャチンになってしまうことがそう見えているだけのような気がします。ペニスが小さいのは、これはもともとの問題で、中折れは後発的な要因ですので、一緒くたには考えない事です。

ED治療薬とペニス増大サプリを混在しないこと

ペニスを元気にしてくれるものとして、ED治療薬とペニス増大サプリ、精力剤といったものがあります。これらは全く効果や効能、目的が違います。ED治療薬や精力剤はセックスに行うために勃起力を維持するために摂取するもの。ペニス増大サプリは、女性に短小ペニスと言われないように、ペニスのサイズを少しでも大きくしようと摂取するものです。

ED治療薬は中折れ防止用といったものが効果の際たるものです。ED治療薬で有名なバイアグラは、40代~50代の男性が使う薬で、1粒1500円程度(50mg)と非常に高価なものとなっています。自分はEDではないと思っていたものの、最近はEDかもしれないという不安や予兆を感じるのであれば、一度ED治療薬を摂取して性行為を行ってみましょう。それによって勃起力が持続するようならEDの可能性があります。

まとめ

長年連れ添った夫婦であれば、年齢を重ねるとセックスレスになったりすることもあると思います。お互い年を取れば体も衰えてきたり、体型も崩れてきます。そのようなことも要因でセックスレスになったりしていませんか?
それでも誰かとセックスがしたい、そう思って風俗を利用するという人もいるかもしれませんが、風俗は初対面の女性と性的なプレイを楽しむ場所でもあるため、余計に緊張してしまい、恥ずかしくて勃起しないこともあります。

それに中年になれば、なかなかマスターベーションをするということも減ってくるでしょう。特に家族がいる人であれば、マスターベーションを行える環境も無かったりします。現在はスマートフォンを手軽に持ち歩けるので、トイレで行為にふけているという人もいると思いますが、そこでも勃起力の衰えを感じるようであれば、いろいろと病気も潜んでいる可能性があるので、健康面に注意する必要が出てきます。勃起力が衰え中折れする、勃起が持続しないということから血管の老化を発見して脳梗塞や心筋梗塞を予防することができるかもしれません。