バイナリーオプションにモンテカルロ法は有効か?

「モンテカルロ法」といった投資手法があるのを知っていますか?モンテカルロ法はギャンブルにおいてよく活用される戦術の一つです。これはバイナリーオプションにも活用できるものなのでしょうか?バイナリーオプションでなかなか利益を出せない人の救世主と成り得る手法なのか?は大いに気になるところです。

今回は、バイナリーオプションでモンテカルロ法が活用できるのかどうか?またモンテカルロ法以外にバイナリーオプションで利用できそうな投資手法についても見ていきたいと思います。

モンテカルロ法とは?

モンテカルロ法は、最後まで実行できた場合には必ず利益が出る、という考え方に基づいた投資手法のことを指します。マーチンゲール法に似ているのですが少し違います。モンテカルロ法では、数列を書いていって、そこから導き出された金額を次回投資に回す投資手法です。勝率が3割(バイナリーオプションの場合はペイアウト率が3倍の場合)であれば勝負できると言われています。モンテカルロ法は非常にシンプルな方法のため、こちらも上がるか下がるかを予想するシンプルな投資であるバイナリーオプションとは相性が良いとされています。

さて、モンテカルロ法は、次のような取引ルールがあります。

(1)数列を作る
(2)両端の数字の和と投資金額をかける
(3)勝った場合には、両端の数字を消して2に戻る
(4)負けた場合には、数字の和を整列に追加して2に戻る
(5)数字がすべて消えるまたは1つになったら終了

回数数列投資金額勝ち負け数列変化最終損益
1回目1,2,3,45,000円勝ち1,2,3,4+10,000円
2回目2,35,000円負け2,3,5+5,000円
3回目2,3,57,000円負け2,3,5,7-2,000円
4回目2,3,5,79,000円勝ち2,3,5,7+16,000円
5回目3,58,000円負け3,5,8+8,000円

このように勝ち続けなくても利益を出すことができるのがモンテカルロ法の特徴となっています。

モンテカルロ法を活用するメリット・デメリット

バイナリーオプションでモンテカルロ法を活用するメリット・デメリットには以下のようなものがあります。

モンテカルロ法のメリット

モンテカルロ法はマーチンゲール法のように、勝ち続けなければならないといったものではなく、勝ち越せなくても利益を出すことができる投資戦術です。そのため資金力がない投資家であっても利益を出すことができるので非常に安心と言えます。そもそも掛け金が高額ではないのでこつこつと利益を出していくタイプの投資方法であることは覚えておきたいところですね。

モンテカルロ法のデメリット

ただし、モンテカルロ法のデメリットは数列を減らすのに時間がかかること。数列についての理解も必要ですから、メモを取りながら実践で頭を使って計算することが必要です。また、大きく利益を出すことが難しい点があります。これはマーチンゲール法やパーレー法と大きく異なる点です。さらには、ペイアウト率が低いと利益を出すことができません。そのため、ハイローオーストラリアのようにペイアウト率が高いバイナリーオプションでないと効果を発揮することができません。それでもハイローオーストラリアですら最大2.3倍のペイアウト率。2倍以下のペイアウト率では厳しいのが現実です。モンテカルロ法はハイローオーストラリア以外では使うのは難しいと思っておきましょう。

他にも活用したい投資手法について

モンテカルロ法以外にもバイナリーオプションで活用できると投資手法はいくつかあります。ここでそのいくつかを紹介しておきましょう。

パーレー法とは?

バーレー法とは、逆マーチンゲール法とも呼ばれる投資手法です。勝った時に掛け金を2倍にするといったもので、連勝すると大きな利益を出せるものです。掛け金が高いので勝てば当然利益が大きくなりますし、連勝するとさらに利益は増大します。しかしながら、負けた瞬間にそれまでの利益がすべて失われてしまうリスクがあります。

グッドマン法

グッドマン法とは、勝利した時や連勝している時の利益を手元に少しずつ残しながら攻めていく、ディフェンシブ型の投資方法です。カジノといったギャンブルの場で使われることが多い手法のようで、別名は1235法とも呼ばれています。これは1235の順番に金額を増やしていくためにそのように呼ばれているようですが、1ドル→2ドル→3ドル→5ドルといった具合にかけていきます。勝った場合はそのままで良いのですが、負けた場合には一度リセットとなり、また1ドルからスタートするわけです。5以上にはならず、連勝を続けると5でかけ続けることとなります。

マーチンゲール法

マーチンゲール法は、ギャンブルでよく使われる投資手法です。マーチンとも呼ばれます。取引に負けた際に、掛け金を倍にするともので、「倍プッシュ」と言われているものです。例を挙げると、1,000円を掛けてもし負けた場合には、次回2,000円を掛けます。さらに負ければ4,000円、8,000円という形で負けた金額のさらに倍の金額を掛けていきます。これがマーチンゲール法です。

ダランベール法

ダランベール法とは、ピラミッド法とも言われる投資手法で、負けたら掛け金を1増やし、買ったら掛け金を1減らすといったものです。攻めの投資手法というよりは守りの投資手法ということでグッドマン法に近い考えかもしれません。

これらの投資手法は、カジノなどのギャンブルでよく使われる手法ですので、バイナリーオプションといった金融投資に完全に当てはまらないものもあります。しかし戦略として知っておくことで、困った時に役に立つこともあるかもしれません。ぜひ知識として持っておきましょう。

ダイバージェンス

ダイバージェンスとは「逆行現象」と言われるもので、ローソク足とオシレーター系のインジケーターが実際の相場と逆に向かって動く状態のことを言います。通常はローソク足とインジケーターは連動して動くため、ローソク足が上昇するとインジケーターも上昇します。ただ、まれにローソク足が上昇したのにインジケーターが下降する、ローソク足が下降したのにインジケーターが上昇するといったことが起きることがあり、その状態をダイバージェンスと呼ぶわけです。

ダイバージェンスはトレンド転換の兆候を示す指標となっているのですが、必ずしも転換が起きるものではありませんが、ダイバージェンスを見つけると相場を予測することができたりしますので、いつも意識しておくと良いでしょう。

倍プッシュ戦略(マーチンゲール法)に大きな期待はしない事

倍プッシュ戦略は投資をする意気込みとしてはぜひ活用したいものではありますが、倍プッシュを行い続けた場合にどうなるのか?どこまで倍プッシュを行うことができるのかといった自分の中での決めごとをしておいた上で活用することが重要です。倍プッシュを行い続けたとしてもどこかで資金が続かなくなりますので、無理のない範囲での倍プッシュ戦略を実践して利益に結び付けるようにしたいものです。

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