いざ、Titan FXで勝ち勝負を実現したい。
だけどどんな分析方法が合っているか分からない!そんな方に朗報です。
本記事では、数年間のFX経験を重ねてきた筆者おすすめの分析方法を解説します。FX取引を有利に進めるためには、相場予測をしっかりと組み立てること、かつ様々な角度から相場を分析することが必要不可欠です。
なぜかというと、一つの指標結果だけを判断基準にして取引を進めてしまうと、相場の方向性を見誤ってしまう恐れがあるからです。具体的なおすすめ分析方法として「テクニカル分析」「ファンダメンタルズ分析」というものが存在しますが、本記事では前者のテクニカル分析にクローズアップして解説していきたいと思います。
また、本記事は前半・後半の計2部に分けてお届けしていきたいと思います。これからテクニカル分析を学ぼうと考えている方、既に知っているけどおさらいも含めて情報収集をしている方、ぜひ目を通してみてください。
目次
テクニカル分析とは
テクニカル分析とは、過去の実績から相場を予測する手法です。
過去に見られたパターンが将来も当てはまるという仮説を立て、同じパターンを探すことで価格を予測するために使用されます。チャートの縦軸は価格、横軸は時間であり、短期(数分)から長期(数ヶ月)までの幅があります。
さらに、時間と価格の幅を操作することで、特定の通貨が上昇しているか?下落しているか?をチェックすることができます。
さらに、チャートには市場にかかわるトレーダー達の心理が表れるので、トレーダー達の心理を読み取ることで、ベストな売買タイミングを探ることができますさらに、移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI、MACD、一目均衡表など様々なテクニカル指標を組み合わせることで、相場が過熱しているかどうかを見極め、勝ちトレードに繋がるポイントを予測することができます。
テクニカル分析における主なメリット
続いて、テクニカル分析における具体的なメリットについて詳しく解説します。
- 分析が分かりやすい
- エントリー~決済ポイントまでが明確になる
- 参考情報の絶対量が多い
それぞれのメリットについてわかりやすく説明します。
分析が分かりやすい
FXのテクニカル分析は、市場のチャートとチャートのパターンを深く知ることができます。
取引を行う市場は世界経済の状況に応じて日々目まぐるしい変化を繰り返します。その状況に応じて攻めるべきか守りに入るべきかが変わってくるため、市場の流れを読まずしてFXで勝利を収めることはできない、といっても過言ではありません。
テクニカル分析を利用すれば、トレーダーは市場の流れを読み取りやすくなり、相場の流れを判断しやすくなります。目まぐるしい変化が起こる市場だからこそ、たった1秒のズレが損失に繋がってしまう可能性もありますが、テクニカル分析を使えば市場の流れを瞬時に判断できるので、損失を防げる可能性を上げることができます。
エントリー~決済ポイントまでが明確になる
2つ目のメリットは、エントリー~決済ポイントまでの道のりを明確にできる点です。
例えば、「将来的には米ドル/円が上昇する」という仮説が存在するとしても、いつ通貨を購入すれば利益を獲得できるかを判断できません。しかし、テクニカル分析におけるチャートに目を向ければ、「最近は売られ過ぎているから通貨を購入しよう」という風に具体的なエントリーポイントを見極めることができます。
テクニカル分析を活用して決済ポイントを決めれば、実際の購入タイミングと購入すべきタイミングが合点し、結果的に勝ち勝負へ持ち込みやすくなります。
参考情報の絶対量が多い
FX市場において、多くのトレーダーがテクニカル分析を駆使しています。
そのため、書籍やネットを使えば様々な参考情報を気軽に知ることができます。テクニカル分析は決して簡単な戦略ではないので練習を重ねることはもちろん必要ですが、トレーダーが基礎知識を学び、マーケットへの理解を深めるために参考となる情報源がたくさんあります。
もちろん、トレーダー個人によって取引環境・志向性は大きく異なるので、ひとえに成功しているトレーダーの真似をしたからといって確実に取引で勝てるとは限りません。
また、中には「これで〇万円稼げました!」という人参を垂らして高額な情報商材を売りつけてくる輩も存在するので、情報の取捨選択はマストです。しかし、そもそも参考にできる情報源が存在するか否か、どちらが良いかを考えたら答えは明白です。参考情報を知る際は、様々な情報源に目を向けて視点が狭まらないように意識してみてください。
テクニカル分析における主なデメリット
続いて、テクニカル分析における具体的なデメリットについて詳しく解説します。
- テクニカル分析だけでは勝てない
- テクニカル分析の種類と組み合わせが多すぎる
- 期待値を含んだ取引ができない
それぞれのデメリットについてわかりやすく説明します。
テクニカル分析だけでは勝てない
テクニカル分析における主なデメリットは、テクニカル分析自体が確実な戦略ではないため、取引が上手くいく確証が持てないことです。
テクニカル分析は、資産の過去の値動きから将来のパフォーマンスを予測するという理論に基づいています。もちろんテクニカル分析は理論に基づいているため根拠もありますが、よりベストな結果に近づくためには、ファンダメンタル分析と組み合わせて使用する必要があります。
取引を成功に導いている多くのトレーダーは、ファンダメンタルズ分析も併用した上で、分析方法それぞれのメリットを取り入れた戦略を練っています。
どのような分析方法にも共通して言えますが、一側面からの分析だけでは物事の判断が偏ってしまうことは否めません。より勝ちトレードの可能性を広げたいのであれば、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析の両方を取り入れることをおすすめします。
また、取引市場においては多くのトレーダー達が意思決定を行うため、「群衆」効果によってテクニカル分析が妨げられてしまうことがあります。このため、価格が既に市場の期待値に調整されている可能性があり、取引のタイミングを知ることが難しくなる場合があります。
テクニカル分析の種類と組み合わせが多すぎる
テクニカル分析における2つ目のデメリットは、分析ツールが複雑でシンプルではない点です。
具体的には、テクニカル指標、分析ツール、分析方法が何百種類もあるので、初心者トレーダーは「こんなに覚えられないよ・・・」と思ってしまうかもしれません。
実際、筆者も最初は用語の意味を覚えることすらかなり手こずりました。また、これらの指標を組み合わせた戦略はどのような状況下でも通用する100%の在り方は存在しないので、取引状況に応じてフレキシブルに戦略を組み立てる柔軟性が必要とされます。さらに、あまりにも多くの指標を使用すると特定の指標に重複が生じてしまい、正確な結果が得られない可能性もあります。さらに、市場への理解を深め、分析データを正しく見極める知識も必要です。
期待値を含んだ取引ができない
3つ目のデメリットは、期待値を含んだ取引を行えないことが挙げられます。そもそも投資というビジネスには、「ゆくゆくは値上がりが期待できそうなものを購入する」という考え方が存在します。
このような買い方はファンダメンタル分析では可能ですが、テクニカル分析では不可能です。なぜかというと、テクニカル分析は経済成長・将来的な見通しへあえて目を向けず、チャートへ目を向けることで主観が含まれない判断を下す分析方法だからです。そのため、将来的には米ドル/円が上昇するから今のうちに通貨を購入しておこう!というような予測方法が取れないというデメリットが存在します。
以上、Titan FXで勝ちを収めるためにテクニカル分析を利用することはかなり有益ですが、確実に成功を保証できるわけではないこと、取引ツールが複雑であること等、いくつかのデメリットがあることも押さえておきましょう。
テクニカル分析を行う際の留意点
続いて、テクニカル分析を行う際に意識しておいてほしい注意点について解説します。
- テクニカル分析は短い時間軸では機能しない
- システムトレードとしての考え方が必要
それぞれの留意点についてわかりやすく説明します。
テクニカル分析は短い時間軸では機能しない
テクニカル分析はすぐに実行できるものではなく、中長期的に勝ちを得るための取引方法です。
短い時間枠でテクニカル分析を使用しようとすると、「早く勝ち負けを白黒ハッキリさせなきゃ!」と焦ってしまい、トレーダーが感情論に先走って早まった判断を取ってしまう可能性があります。
特にライン指標を除いたテクニカル指標の多くは各テクニカル指標の計算式へ為替レートを当てはめた上で具体的な数値を計算します。なので、レートが動いた直後にサインが出ることは必ず覚えておきましょう。
特に分足等を始めとした短い時間足の場合は突発的な値動きが何度も発生するので、ダマシのサインもたくさん表れます。テクニカル分析は日足等を始めとした長い時間足の方が絶対におすすめです。多くのトレーダーが短期取引のテクニカル分析で挫折してしまいますが、まずは長期取引のテクニカル分析から始めることをおすすめします。
システムトレードとしての考え方が必要
FXにおいて短期的な値動きを正確に予測することは難しく、予想だにしていなかった成績が出てしまうこともざらにあります。たとえプロトレーダーであっても、完全に読みを外さずに当てることはできないのです。
そのため、テクニカル分析を行う時は基本的なルールを守って取引を進めるスタンスを一貫させることが重要です。例えば、米ドル/ユーロのペアを見るトレーダーは、このペアが過去1ヶ月間、横ばいのレンジで取引されていることに気づくかもしれません。
さらに、このペアが高値と安値を形成していることに気づき、上昇トレンドを示唆することもあります。トレーダーはこれらの情報を基に、上昇ポジションを取るか?あるいはステイさせるか?を決定しなくてはいけません。
テクニカル分析を行う場合、すぐに行動に移すのではなく、長期的なトレンドを発見するために使用することを念頭に置くことが重要です。また、一貫したアプローチに徹することで感情に左右されずに取引を進めることができます。これらのポイントを押さえておけば、トレーダーはテクニカル分析を最大限に活用し、利益を上げる可能性を高めることができます。
テクニカル分析のタイプ
続いて、テクニカル分析におけるメインの指標タイプについて詳しく解説していきます。各指によって取引を見極める視点が全く異なりますので、「よく知らずにやってました!」ということがないようにしっかりと内容を押さえておいてください。
トレンド系
トレンド系は、市場が上昇傾向にあるのか?下降傾向にあるのか?を識別するために使用される指標です。トレンド指標は、上昇トレンドで株を買い、下降トレンドで株を売りたいトレーダーにとってかなり有効です。ポピュラーなトレンド指標には、移動平均収束ダイバージェンス(MACD) と平均方向性指数(ADX)があります。MACDはモメンタムを、ADXはトレンドの強さを測定するために使用されます。
オシレーター系
オシエーター系は、ずばり株式が「買われすぎているか?」それとも「売られすぎているか?」を識別するために使用される指標です。オシエーター指標は、現在の株価と過去の高値または安値との差を測定します。一般的なオシレーター系指標には、相対力指数(RSI)やストキャスティクス・オシレーターがあります。RSIは株価の勢いを測定し、ストキャスティック・オシレーターは価格が高値または安値にどれだけ近いかを教えてくれます。
まとめ
以上、テクニカル分析の概要について解説しました。テクニカル分析を利用する中で思ったように株価が動かず損失が発生した場合は、速やかに損切りをすることが重要です。
テクニカル分析を信じすぎていつまでも損切りをしなかったり、分析結果が間違っていたことを素直に認められずに保有し続けたりすると、損失が拡大し、一度の取引で大きな損失を被ることもあります。
テクニカル分析の利点と限界を正しく理解して利用することが重要であると、株式市場は予測不可能なフィールドであることを忘れてはなりません。また、同じテクニカル分析を行っている他のトレーダーが同じ価格でエントリーすることで、株価が上昇し、損失が発生することも覚えておいてください。本記事が、Titan FXで勝ち勝負を収めるためのヒントとなれたなら幸いです。