バイナリーオプションの最適な取引時間帯

バイナリーオプションに限ったことではないのですが、基本的に投資には最適なタイミング、最適な取引時間帯というものがあります。
もともと投資というのは絶対に勝てるとは限らないものです。
だからこそ、勝率を高めていくことが大切になってきます。
バイナリーオプションで最適な取引時間帯を知ることもバイナリーオプションという投資での勝率を高めることにつながってきます。
今回はバイナリーオプションにおける最適な取引時間帯についてお話ししていきたいと思います。

バイナリーオプションで最適な取引時間帯を知る前に押さえておくべきこと

バイナリーオプションにおける最適な取引時間帯を知る前に、押さえておくべきことがあります。
それがレンジ相場とトレンド相場です。
相場は大きく「レンジ相場」と「トレンド相場」の2つのタイプにわけることができます。

レンジ相場一定の値幅を上がったり下がったりを繰り返す相場のこと
トレンド相場トレンドが現れている相場、つまり一定方向に価格が上がり続けているか、下がり続けるかそのどちらかの相場のこと

この2つのタイプの相場ではそれぞれがまったく違う値動きをしますので、それぞれで勝てる方法も違ってきます。
そこで、今度は順張りと逆張りについて押さえておく必要があります。
バイナリーオプションの手法も大きく「順張り」と「逆張り」の2つのタイプにわけることができます。

順張り

トレンドに沿ってエントリーする手法のことで、相場が右肩上がりのときはHigh、右肩下がりのときはLowでエントリーする

逆張り

値動きと反対の方向にエントリーする手法のことで、相場が天井圏や底値圏に到達したときにそれまでの値動きとは逆の方向にエントリーするというレンジ相場で有効なもの

これらの情報にバイナリーオプションにおける最適な取引時間帯を組み合わせることによって、バイナリーオプションの勝率を高めていくことができます。

バイナリーオプションで最適な取引時間帯はいつ?

「レンジ相場」「トレンド相場」「順張り」「逆張り」といったものを理解したところで、いよいよバイナリーオプションで最適な取引時間帯について触れていきましょう。
基本的にバイナリーオプションで勝てる時間帯というのは、シンプルに相場が荒れにくい時間帯です。
つまり、相場が荒れにくい時間帯が最適な取引時間帯のひとつということになります。
ただ、だからといって荒れやすい取引時間帯以外は勝てるという風に考えてはいけません。
バイナリーオプションは相場が荒れにくい時間帯以外でも、トレンドが発生しやすい取引時間帯やそうではない時間帯を把握することでより勝率を高めていくことができます。

トレンド相場でより勝率が高まる時間帯

順張りの手法でバイナリーオプションの勝負をしていきたいという方であれば、トレンドが発生しやすい取引時間帯を知っておくといいでしょう。
トレンドが発生しやすい取引時間帯というのは、基本的に通貨の取引量が多い時間帯と考えてOKです。
より具体的に挙げるとするならば、日本時間の22時から翌朝2時あたりまでの時間帯です。
この時間帯はもともと「ゴールデンタイム」とも呼ばれており、順張りで勝負するトレーダーはこぞってこの時間帯で取引をおこないます。
なぜ「ゴールデンタイム」と呼ばれているのかというと、ニューヨーク市場とロンドン市場の両方が開いていて為替取引量がもっとも多くなる時間帯だからです。

レンジ相場でより勝率が高まる時間帯

順張りではなく、逆張りで勝負していきたいという方の場合は、やはりレンジ相場を狙うことになります。
その際には、取引通貨量の少ない時間帯を選んだほうがいいでしょう。
取引通貨量の少ない取引時間帯というのは、日本時間の午前中から夕方までの東京市場が開いている時間帯になります。
この時間帯は、ロンドン市場もニューヨーク市場も開いていないため為替の動きが比較的穏やかになります。
ただし、市場がオープンする時間とクローズする時間は相場が荒れやすいので、エントリーは控えたほうがいいかと思います。

逆にバイナリーオプションで避けるべき時間帯とは?

先ではバイナリーオプションにおける最適な取引時間帯についてお話ししましたが、逆に避けるべき時間帯というのも存在します。
避けるべき時間帯というのは簡単に言うと負けやすい時間帯、負ける可能性のほうが高い時間帯です。
具体的にどのような時間帯を避けるべきなのか見ていきましょう。

市場がオープンする前後30分

まず挙げられるのが、市場がオープンする前後30分です。
この時間帯は相場が大きく荒れることが多く、テクニカル分析も役に立ちません。
大口のトレーダーが利確や損切りをするため、大きな資金が動き、その結果として相場が大きく荒れてしまいます。
主な市場とそれぞれで特に避けてほしい時間帯は、以下の通りです。

東京市場830分~930
シンガポール市場930分~1030
香港市場1030分~1130
フランクフルト市場16時~17(夏時間)/17時~18(冬時間)
ロンドン市場16時~17(夏時間)/17時~18(冬時間)
ニューヨーク市場22時~23(夏時間)/23時~24(冬時間)
トロント市場22時~23(夏時間)/23時~24(冬時間)

米雇用統計発表直後

米雇用統計発表直後も取引は避けるようにしてください。
米雇用統計というのは月に一度発表されるアメリカの雇用状況を調査した統計のことで、「失業率」と「非農業部門雇用者数」が特に注目されていると言われています。
米雇用統計は毎月第一金曜日の日本時間で4月から10月の間は21時30分に、11月から3月の間は22時30分に発表されます。
夜の22時あたりにバイナリーオプション取引をする方は忘れないようにしておきましょう。

経済指標の発表前後30分から1時間

経済指標の発表前後30分から1時間あたりの時間帯も取引は避けるようにしましょう。
経済指標は正式な発表の前に予測値が出るのですが、「その予測値を見た多くのトレーダーがどのような取引をするのか」を考えなければいけません。
言うまでもなく、初心者にはハードルが高いです。
バイナリーオプションを始めて間もないうちは、経済指標の発表前後でどのような値動きをするのか観察することに徹したほうがいいです。
特に、重要な経済指標としては以下のようなものが挙げられます。

 

経済指標
  • 米雇用統計
  • 政策金利(FRB、ECB、日銀、BOE等)
  • 消費者物価指数(CPI、HICP)
  • ISM製造業景況指数
  • ISM非製造業景況指数

まずはデモトレードでしっかりと練習を!

今回はバイナリーオプションにおける最適な取引時間帯や取引を避けるべき時間帯についてお話ししましたが、バイナリーオプション取引を始めるにあたってはまずはデモトレードでしっかりと練習をしておくようにしましょう。
いくらバイナリーオプションの基本を勉強し、最適な取引時間帯を把握していたとしても、最初から思い描くような理想の取引ができるわけではありません。
最適な取引時間帯でデモトレードをしてみてどのような結果になるのかを十分に体感してから、リアルトレードのほうへと移っていきましょう。
もちろん、デモトレードだからこそあえて危険な時間帯で取引をして、どれくらいの危険性があるのかを体感しておくのもいいかもしれません。

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