バイナリーオプションでは、トレーダーが危険手法で取引していると口座凍結になる可能性があります。口座凍結が行われると今までの利益が無くなってしまったり、以降サイトを利用できなくなってしまったりするケースが考えらえます。とはいえ、どのような行為が口座凍結の原因になるのかわからない方が多いでしょう。特に、日本でなじみのないBinarium(ビナリウム)であれば、尚更その事実は確認しにくいといえます。
この記事では、Binarium(ビナリウム)における口座凍結の実態と、リスクのある取引を解説していきます。自身の取引行為に問題はないか確認したい方やBinarium(ビナリウム)の安全性を確認したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Binarium(ビナリウム)とは?基本情報のおさらい
まずは、Binarium(ビナリウム)の基本情報をおさらいしておきましょう。Binarium(ビナリウム)は、キプロスにオフィスを構える海外バイナリーオプションです。日本での認知度はそこまで高くありませんが、サービス提供は2012年から行っており、業界内でも歴史の長い業者の一つといえます。Binarium(ビナリウム)公式ホームページは日本語ですが拙く読みにくいです。具体的な利用方法を掲載している日本語のインターネットの情報サイトは驚くほど少ないです。とはいえ、厳しい金融業界のなかで10年以上の運営実績を誇っている点から、取引自体は快適でスムーズなものであると予想できます。
また、ビナリウムはバイナリーオプション業者としては珍しく、5種類から自身にあうアカウントタイプを選んで口座を開設します。アカウントによって利用できるサービスが異なります。具体的な内容を一覧にまとめました。
Start | Standard | Business | Premium | VIP | |
入金額 | 5ドル~99.99ドル | 100ドル~499.99ドル | 500ドル~1999.99ドル | 2,000ドル~4999.99ドル | 5,000ドル |
損失額の還元 | × | 損失の5%をボーナス還元 | 損失の10%をボーナス還元 | 損失の12.5%をボーナス還元 | 損失の15%をリアル資金で還元 |
取引資産数 | 46 | 46 | 50 | 69 | 69 |
1日の出金制限 | 50ドル | 200ドル | 500ドル | 1500ドル | 15,000ドル |
出金日数 | 5営業日 | 3営業日 | 2営業日 | 1営業日 | 1営業日 |
レクチャールームの利用 | × | × | ○ | ○ | ○ |
このように、自身のレベルに合わせて取引を制限できる仕組みが整っている点から、ビナリウムの安全性がうかがえます。
Binarium(ビナリウム)における口座凍結の可能性
2022年11月時点では、ビナリウムで口座凍結が行われたという情報がありません。というか、そもそもビナリウムは日本人トレーダーの数が少ないため、情報が出回っていないだけかもしれません。
事実、他の海外バイナリーオプション業者ではトレーダーに何らかの違反が確認された場合、口座凍結が行われています。そのため、いつビナリウムで口座凍結が生じてもおかしくないと思っておくのが良さそうです。
以下は、海外バイナリーオプション業者のなかでも有名なハイローオーストラリアで、規約違反とされている行為です。ビナリウムでも同様の行為を行えば口座凍結になる危険性があるため、参考にしておきましょう。
以下の事由に一つでも該当する場合、口座が強制的に解約されます。
- レートの遅延やフロントランニングを狙った取引
- 業者間アービトラージ等の自動売買ソフトの利用の疑いがあると弊社が判断する場合
- クレジットカードの乱用が認められた場合
- 取引額と比べ、入出金額が通常の範疇を超える金額と弊社がみなす場合
- 本人確認書類や公共料金、郵送物等に偽造を施した場合
- 同一人が複数口座を開いたことが確認された場合(両方の口座を解約することがあります)
引用元:よくあるご質問|ハイローオーストラリア
普通に取引を行っていれば、上記のような危険行為に該当する可能性は低いといえます。また、その他の例として海外バイナリーオプション業者の「Bi-Winning(ビーウィニング)」の禁止行為も確認しておきましょう。
Bi-Winning(ビーウィニング)では、以下のトレードが見受けられた場合に、取引を制限すると公表しています。
コピートレード・・・第三者のエントリーを自身の口座に反映させるシステム
集団取引・・・複数人で銘柄・タイミングを合わせ同時にエントリーする
自動売買・・・決められた売買ルールに基づき自動で取引が行われる
どれもバイナリーオプションを正しい方法で楽しんでいる方にとっては無縁なものですが、このようなルールが設けてある点も把握しておきましょう。
バイナリーオプションにおける口座凍結は3段階
バイナリーオプションには、サイトの規約に違反した際や危険行為を行った場合の処分として、口座凍結が起きるケースがあります。その内容は、トレーダーの違反レベルに応じて3段階にわけられます。
● 限定口座凍結
● 完全口座凍結
● 強制解約
それぞれの凍結内容次第で制限範囲が異なるため、詳しくチェックしておきましょう。
限定口座凍結
「限定口座凍結」は、課せられる制限のなかで一番軽度といえます。すべての取引が不可能になるわけではなく、できることが制限されるのが特徴です。具体的な取引の制限として、以下を参考にしてみてください。
限定口座凍結の制限内容 | |||
入金 | 取引 | 出金 | 解除 |
○ | △ | ○ | △ |
限定口座凍結の場合、入金や出金は自由にできるケースがほとんどです。
完全口座凍結
「完全口座凍結」では、入金・取引・出金のすべてが完全にできなくなる口座凍結です。
完全口座凍結の制限内容 | |||
入金 | 取引 | 出金 | 解除 |
× | × | × | △ |
この場合、危険・違反行為の疑いが晴れるまで、ただ待つしかありません。取引に問題がなかったと証明できれば、凍結解除の可能性もあります。しかし、最悪の場合は口座解約となり、それまでに獲得した利益は失われることとなります。
強制解約
「強制解約」は、その名のとおりバイナリーオプションの口座を強制的に解約されてしまうことをいいます。
強制解約の内容 | |||
入金 | 取引 | 出金 | 解除 |
× | × | × | × |
こうなってしまうと、今まで稼いでいた現金が一瞬にして無くなります。さらに強制解約の場合、サイトへの再登録が不可能なケースも少なくありません。
口座凍結のリスクは、どのバイナリーオプション業者にもいえることです。ルールに則った取引をしていれば凍結を心配する必要もないため、危険行為は避け安全にトレードするのが良いといえます。
Binarium(ビナリウム)で口座凍結が生じたらすぐにカスタマーサポートへ問い合わせを
Binarium(ビナリウム)は長年バイナリーオプション業界でサービスを展開している業者の一つです。日本では認知度が低いといえますが、運営実績から安全な業者といえる可能性があります。
もし、ビナリウムで口座凍結が生じた場合は、すぐにカスタマーサポートへ問い合わせて解決を図りましょう。ビナリウムは日本人スタッフの在籍について触れられていないため、常に日本語で問い合わせが可能かは不明確といえます。しかし、オンラインチャットやTelegram Bot、メッセージ、電話など、充実したサポートサービスがあるため、早期解決が図れるといえるでしょう。
まずは不正利用をしないという点が第一ですが、口座凍結の原因は解明されていません。対処法を知っておくだけでも安心してサービスを利用できるため、今回の記事を参考に取引を行ってみてください。