FXをスタートする際に、まずどのくらいの資金から始めればよいのか悩む人も多いでしょう。
一般的には元手10万円からスタートしていくのが良いと言われています。
- 元手10万円で1億円の利益を稼ぐという目標において考えておくこと
- 元手10万円で始めるメリットと概要
- 利益を徹底するには利確が重要
今回は上記のパターンで元手10万円から1億円の利益を稼ぐ場合の注意点を解説していきたいと思います。
目次
元手10万円で1億円の利益を稼ぐという目標において考えておくこと
FXトレードは、タイミングを見極めて利確の徹底を繰り返すことで利益を出していきます。
当然ながら、損失が出てしまうこともあるため、地道に積み重ねていくことも必要となりますが、この目標を掲げるにあたって考えておくべき点について見ていきます。
ロスカットに気を付ける
FXトレードで元手10万円で1億円を稼ぐには2種類あります。
「長期的に稼ぐ」か「短期的に稼ぐ」かです。
どちらの方法を使っても不可能ではありませんが、損切りするラインは決めておきましょう。ロスカット水準近くまで待つ場合、上手く反転する時もありますが、大体はカットされる事が多いです。
どんな人でも勝率100％にはなりませんが、元手10万円で始めるのなら取り返すことも不可能ではありません。
重要なのはリスクを避けることで、損益が膨らんだからといって、反転するのを待ち続けても時間を無駄にするだけですし、一つの取引が失敗しても再びチャンスが来ることもあります。
1億円を目指して運用していくなら、損切りは実行していきましょう。
目標金額を決める
これから初めてFXトレードをスタートする方は、元手10万円から1億円を稼ぎたいという目標を掲げた場合、出た利益をさらに投資して、どんどん利益を増やしていかなければなりません。
この方法なら自分の手持ち資金を際限なく使ってしまう事を防げます。
少ない金額でレバレッジを効かせて利益ばかり追求しても、失敗する確率が高いため、10万円という少ない金額でトレードを始めるにあたってはレバレッジをあまり効かせずにトレードするのが良いでしょう。
そして、徐々に資産が増え、余裕が出てきたところでハイレバレッジを効かせるという方法が望ましいです。
ロスカットに気を付け、数をこなしているうちにチャートの見方も分かるようになるため、いきなり1億円を目指さず、ゆっくり腰を据えて50万円、100万円という金額から徐々に1億円を目指していくように目標設定しましょう。
元手10万円で始めるメリットと概要
元手10万円から始めるメリットとそのポイントは以下の通りです。
10万円以上から始めるメリット
10万円からスタートするメリットはどこにあるでしょうか？
人によっては証拠金が少なすぎると思えますが、FXはレバレッジによって資金以上の大きな取引ができる為、10万円からでも十分運用できます。
10万円スタートのメリットですが、以下の例を見てみましょう。
国内FXでは最大レバレッジが25倍、10万円の資金があれば250万円分の取引ができますが、その際に必要な最低証拠金は、わずか4万円で済みます。しかし、レバレッジをかけている以上、上記の4万円という証拠金では、相場変動ですぐに足りなくなり、強制ロスカットの恐れがあります。
しかし、10万円なら余裕を持った資金として、米ドル/円にて1万～2万通貨の取引は可能です。
これ以上の投入資金では、損失を出した時に痛手が大きくなるため、取引に慣れてないFX初心者にはリスクですが、 10万円あればFX初心者でも抵抗が少なく、標準的な1万通貨以上の取引ができる最もバランスの良い投資金額と言えるわけです。
ハイレバレッジを目指す
たとえば、レバレッジが100倍だと、10万円の元手で1,000万円の取引ができることになりますが、日本では規制によってレバレッジの上限が25倍と定められているため、10万円だと250万円の取引までしかできません。
ところが、海外FXでは日本の規制が適用されないため、ハイレバレッジがかけられるため、大きなトレードを行えます。
つまり、10万円の元手で1,000倍のレバレッジのFX業者であれば、1億円分の運用ができるわけで、1億円稼ぐことも夢ではなくなってきます。
ちなみに、海外FXは「ゼロカットシステム」が採用されているため、取引に失敗したとしても証拠金以上の損失が発生することはありません。
利確を徹底し、損切りを見極める事が重要
FXは、学生や主婦サラリーマン等に人気の高い投資です。
その人気の秘密は比較的安い投資額から始められる事にあり、10万円からの投資で1億円を稼ぐことも不可能ではありません。
ただし、FXで継続的な利益を生み出すためには、その手法をしっかりと理解して使えるようにしておく事が重要です。
特にFXで利益を生み出す為に欠かせない手法が「損切り」です。
損切りとは、トレンドが逆に動いてしまう事で損出が大きくなってしまう前に、自身の持つポジションを決済してしまう手法です。
損切を行う事で一時的な損失を被る事にはなりますが、大切な資産を次の投資に残す事も出来るため、損切りのルールをしっかりと決めて、損切り基準に達してしまった場合は、すぐに決済してしまう事が利益を増やし続ける上では欠かせません。
利益を徹底するには利確が重要
利確の徹底はFXトレードをしていく上で非常に重要な役割を担っており、FX初心者には特に難しいと感じる点です。
この利確と利確するタイミングについて解説していきましょう。
利確とは？
利確とは、含み益を決済して利益を確定することです。
つまり利確をしない状態では、利益が出ていてもまだ確定ではありません。
この利確を積み重ねることで1億円という目標を目指します。
利確のタイミングは難しく、さらに利益を狙って待っている間に相場が逆転し、利益の減少や含み損になることもあるため、トレードルールを決め、利確のラインを明確にすることが重要です。
利益を増やし、そこで増えた履歴をさらに新たなトレードに再投資する、たとえばポジションを大きくすることによって利益増大を狙います。
利確タイミングその１:利確幅を決める
FXトレードで最も重要なのが、利確の積み重ねです。
損失を最小限に抑え、確実に利益を取ることが最大のポイントとなります。
そのためには、為替の変動に一喜一憂せず、機械的に利確を実施できるようにすることです。
欲と恐怖に駆られて相場に踊らされていると、的確な利確ができません。
そこで、あらかじめ「含み益がいくらになったら決済する」といった、自分なりの基準を設けておくことが重要です。
たとえば、1円上がったら決済するというルールを作ったら、必ず購入時点で1円をプラスした価格での決済注文を出しておきます。
米ドル/円を110円で購入したら、111円で決済するというIFD注文(新規注文と決済注文を同時に発注する注文方法)を出すわけです。
利確タイミングその2:ラインで見極める
FX取引で10万円を1億円にするには「トレンド」を見極めることです。
為替が上昇するのか、下降するのかで利確タイミングが変わるため、トレンドの流れを無視してはいけません。
トレンドを見極める基本となるのが、チャートに引く「ライン」で、チャートに表示された価格を線(ライン)で結ぶことで為替の流れをつかみます。
ラインの引き方は色々ありますが、基本は「サポートライン(下値支持線)」と「レジスタンスライン(上値抵抗線)」です。
サポートラインはポイントになる安値を線で結び、レジスタンスラインは高値を線で結び、このラインを見ることで、利確のタイミングを図れるようになります。
利確タイミングその3:インジケーターを使用する
利確タイミングを逃さないために上手に有効活用していきたいのがインジケーターです。
インジケーターとは、いつ利確するのがベストなのか判断するのに役立つ、為替レートの分析結果などをもとにした指標のことです。
インジケーターは、目で見てパッと理解しやすいのが特徴となっており、いつ利確すれば良いのか迷った際に必要となるツールです。
