AXIORYとは、Axiory Global Ltd.(本社)を中米のベリーズにかまえており、2007年に設立した当初は、金融システムとFXトレードインフラの開発会社として創設されました。
その後、2012年にはプラットフォームである「Multi Trader」をリリースし、翌年の2013年にはサービスの完成形となる「My AXIORY」が開発されて、FX業者としてのサービス開始となりました。
AXIORYは、業界最狭水準であるスプレッドと総合的なサービスの質の高さから多くのトレーダーに愛され、世界最大のFX関係口コミサイトである「Forex Peace Army(FPA)」では、5点満点中4の高評価を受けています。
目次
AXIORYを利用するメリット
AXIORYは、外国のトレーダーだけではなく、日本人のトレーダーにも広く愛されています。その理由をいくつかのポイントから分けて考察しました。
①業界内でも最狭のスプレッド
多くのトレーダーが、FX業者を選ぶ際にまずスプレッドに着目します。AXIORYはこのスプレッドの狭さを武器に、世界中のトレーダーの注目を集めました。
スプレッドには変動型と固定型の2種類があり、外国のFX業者のほとんどが変動型をメインにしていて、AXIORYも変動型のスプレッドを採用しています。そして、AXIORYの場合は口座の種類が4種類あり、スタンダード口座、ナノ口座、テラ口座、アルファ口座に分けられています。
たとえばスタンダード口座とナノ口座ではスプレッドが次のように異なります。
取引通貨 | スタンダード口座 | ナノ口座 |
ドル/円 | 1.3 | 0.9(0.3) |
ユーロ/円 | 1.4 | 0.8(0.2) |
ポンド/円 | 1.8 | 1.4(0.8) |
ユーロ/ドル | 1.2 | 0.8(0.2) |
ポンド/ドル | 1.6 | 0.7(0.1) |
ユーロ/ポンド | 1.3 | 1.0(0.4) |
豪ドル/米ドル | 1.8 | 1.1(0.5) |
スタンダード口座はスプレッドが広く手数料はかかりませんが、ナノスプレッド口座の場合はスプレッドが狭くなる代わりに6pipsの手数料がとられます。それを考慮したとしても、ナノスプレッド口座を利用してトレードしたほうが、トレーダーの負担は少なくなります。
②透明性のあるトレードが可能なcTrader
AXIORYの取引方法には、cTraderとMT4/MT5と呼ばれるものがあります。この2種類の主な違いは、取引方式の違いにあります。
項目名 | cTrader | MT4/MT5 |
取引方式 | ECN | STP・ECN |
同時決済 | 複数のポジションを同時に決済可能 | 1つずつポジションを決済 |
インジケータ―・EA | 少ない | 多い |
※インジケーターとは、買値や売値の変化を視覚的にとらえるためのものです。
アメリカでは金融商品を電子商取引できる私設取引システム(ECN)があり、ブローカーを介さずに直接取引をすることができるので、注文から約定までの速さと信頼性は段違いです。
STP方式は、トレーダーの注文をいったんFXブローカーが決済して、その後に約定をすることになるので、どうしても約定までの速さに差がついてしまいます。さらに、この方式は状況次第でブローカー側が損をしてしまうことがあるため注文がリクオートされてしまうことがあり、せっかく絶好のタイミングで注文をしても、その注文自体が拒否されてしまってトレーダーが損をしてしまうことになるので注意が必要です。
③最大レバレッジが400倍
AXIORYは、トレードに最大で400倍ものレバレッジを賭けることができます。1万円で400万円の大きな勝負ができるのは大きなメリットになります。ですが、裏を返せば400倍の利益は同等の負債になる可能性があるということです。
④安心のゼロカットシステムと信託保全制度
1つ前の項目で、大きくレバレッジを賭けることで負債を背負ってしまう可能性について説明しましたが、実はAXIORYでは元手以上の損失を負う危険性はありません。なぜなら、ゼロカットシステムと信託保全制度が導入されているからです。
ゼロカットシステムがあれば、10万円を賭けてトレードをした時に100万円の損失が出たとしても、10万円以上のお金を失わずに済むというものです。このシステムがあるおかげで借金を背負わずにトレードをすることができます。
信託保全制度とは、利用するFX業者がなんらかの理由で倒産や破産をしても、利用者の財産を保証してくれる制度のことです。この制度がないと、会社の倒産と共に自分の財産も失ってしまうことになるので、きちんとこの制度が導入されているかを事前に確認してください。
AXIORYを利用するうえでのデメリット
FX業者を選ぶ際には、メリットだけではなくデメリットもきちんと把握しておかなければいけません。AXIORYを利用するうえでのデメリットを説明します。
①初回の入金額が5,000円から
多くのFX業者では、新規の顧客獲得のために初回の入金額が低く設定されていることがほとんどです。
海外のFX業者として最も有名なXMは5ドルから入金することができるので、AXIORYの5,000円はとても高額に感じてしまいますよね。なるべく少ない資金でFXを始めたい人は適していないと言えます。
②2万円未満の入手金に手数料が発生してしまう
2万円以下の入出金をしようとした場合、1,500円の手数料が取られてしまいます。少ない資金で運用したいと考えている人にとっては、この金額は大きなネックになってしまいます。
このように、ボーナス制度によって証拠金を増やすことが難しいので、少ない資金で新規利用を考えている人にとっては厳しいかもしれません。
AXIORYのボーナス制度
AXIORYは、他のFX会社とは違ってボーナス制度にあまり力を入れていません。国内外のFX業者では、新規で口座を開設しただけでもらえるものや、最初のトレードで発生した損失をある程度の金額まで負担してくれるものもありますが、AXIORYで扱っているのはたまに行われる入金ボーナスキャンペーンだったりします。
AXIORYのライセンスと信頼性
AXIORYは、2016年の9月に「The Financial Commission(TFC)」と呼ばれる機関に加盟しています。この機関は、投資家とブローカーの中立的な立場で、当事者同士での解決が困難な事案に対して絶対的な判決力を持った第三者機関です。
もしもAXIORYと投資家との間で問題が発生した場合、TFCは1~2週間で判断を下しますが、AXIORY がTFCからの要求に応じなかった場合、最大で2万ドルを直接補填する決定権を持っているのでとても安心です。
ライセンスに関しては、ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)にてきちんと認可を受けています。マーケティングの世界では、ベリーズのライセンスは比較的登録しやすいと言われていますが登録基準は決して低いものではなく、またライセンスを取得するだけでも多額のコストがかかるので、しっかりと地に根を張る会社であることは間違いありません。
AXIORYが選ばれる理由
ボーナス制度の少なさや、少額から投資を始めることに高いハードルがあることを除けば、とても優秀なFX業者です。
①入出金での問題が起きていない
どの業界でも言えることかもしれませんが、お金に関する問題は一気に会社としての信用を奪ってしまいます。もし仮に問題の根本がトレーダー側にあったとしても、会社として運営している以上は非難の的にされやすいのが現実です。
なので、TFCへの加入によってトレーダーとの立場を公平にして、尚且つそれをきちんと提示してくれるのはトレーダーとしても安心できるはずです。
②スプレッドの狭さと優秀なcTrader
AXIORYと言えば、やはりスプレッドの狭さが一番の利点だと言えます。もし仮に少ない利益しか発生しなかったとしても、スプレッドによるハンディキャップがなくなるので、トレーダーはより有利にトレードを行うことができます。
まとめ
FX業者にはそれぞれ特性があります。メリットがあればデメリットもあり、トレーダーが自分に適したツールを導入している会社を選ぶのは必然です。
- スプレッドの狭さ
- 約定率の高さ
- 優秀で透明性のあるトレードツール
- 借金を背負いたくない
上記4つのポイントのいずれか1つでも大事にしたいのであれば、ぜひAXIORYを利用してください。迅速かつ正確なツールで、あなたのトレードライフをしっかりとサポートしてくれます。