バイナリーオプションは、特定の時間後に価格が上昇しているか、または下降しているかを予測するという単純な投資方法です。 しかし、選択する判定時間に応じて取り組み方を調整することが重要です。 この記事では、バイナリーオプションでの判定時間の重要性と、それに基づいた戦略について解説します。
目次
30秒取引の特徴と攻略のポイント
まずは、30秒取引についてです。
バイナリーオプションにはさまざまな判定時間がありますが、その中でも30秒取引は特に短いものです。
海外バイナリーオプション業者で利用されているもので、30秒取引という名前の通り、30秒で1回あたりの取引が完結します。
つまり、エントリーから30秒後には自分の予想が当たったのか外れたのか、勝ったのか負けたのかがすぐにわかるのです。
シンプルかつスピーディーで、もっともバイナリーオプションらしいものと言えるかもしれません。
もともとバイナリーオプションの世界では60秒取引がもっとも短い判定時間とされていたのですが、その半分の判定時間が登場したということで、当時はかなり業界がざわついたと言われています。
30秒という短い判定時間だからこそ、やはり従来の他の判定時間のときとは違ったアプローチが求められます。
30秒取引の特徴としては、以下の3つが挙げられます。
- 判定時刻までの期間が他のと比べても圧倒的に短く、たったの
- 30秒で勝敗が決まる
- 複数回の取引を短期的に繰り返すことができる
- 途中決済・転売機能は利用できない
また、30秒取引における攻略のポイントは以下の通りです。
- シンプルにトレンド相場で順張りする
- ボラティリティの大きい通貨ペアでエントリーする
- トレンド発生タイミングがわかれば大きな強みになる
- 為替相場上で起こる瞬間的な値動きであるノイズを利用して逆張りする
60秒取引(1分取引)の特徴と攻略のポイント
60秒取引(1分取引)はその名前の通り、60秒、1分間で取引が完結するものです。
30秒取引の後だと長く感じられるかもしれませんが、60秒取引(1分取引)も超短期間で判定が出る判定時間のひとつです。
これもバイナリーオプションらしい判定時間と言えるでしょう。
30秒取引の倍の時間があるものの、状況や相場が読みにくいですし、ハイリスクかつハイリターンな判定時間でもあります。
というのも、60秒取引(1分取引)はたくさんの取引を繰り返すことができる反面、取引回数が増えすぎるとさまざまなデメリットが出てくる可能性があるからです。
60秒取引(1分取引)の特徴としては、以下の2つが挙げられます。
- テクニカル分析がほぼ通用しない
- 状況や相場が読みにくい
また、60秒取引(1分取引)における攻略のポイントは以下の通りです。
- 相場の取引量を意識する
- 取引回数が多くなりやすいので資金管理を徹底する
- 強めのトレンドで順張りする
- ノイズを見逃さない
3分取引の特徴と攻略のポイント
30秒取引や60秒取引(1分取引)と比べると長く感じられる3分取引ですが、国内バイナリーオプション業者が提供している判定時間と比べると3分取引も十分短期の取引と言えます。
30秒取引や60秒取引(1分取引)よりはある程度の時間がとれるようになりますので、3分取引というのはバランスのいい判定時間でもあります。
バランスのいい3分取引だからこそ、3分取引で安定した結果を出せるようになるとバイナリーオプションそのものの結果も安定してくるでしょう。
3分取引の特徴としては、以下の2つが挙げられます。
- バランスのいい判定時間
- 他の判定時間と比べるとややマイナーで情報も少なめ
また、3分取引における攻略のポイントは以下の通りです。
- 5分足を活用していく
- 転売機能が使える場合には転売機能を使う
- 取引量の少ない時間帯はやめておく
- 強いトレンドをしっかりと見分ける
- テクニカル分析が通用するのでテクニカル分析を十分に活かす
5分取引の特徴と攻略のポイント
5分取引は海外バイナリーオプション業者であれば比較的長い判定時間ですが、国内バイナリーオプション業者で考えると短い判定時間になります。
30秒取引などと比べると、かなり時間には余裕が感じられます。
5分取引の特徴としては、以下の2つが挙げられます。
- 短期取引と長期取引、両方のメリットが感じられる
- バランスがいいので、長期取引の手法も使いやすい
また、5分取引における攻略のポイントは以下の通りです。
- レンジ相場を利用して逆張りでエントリーする
- トレンド転換を見逃さないようにする
- トレンドが強すぎるときは取引を控える
- ボラティリティを意識しておく
15分取引の特徴と攻略のポイント
バイナリーオプションの判定時間の中でも、おそらくもっとも人気があるのが15分取引です。
実際に、15分取引の勝率が高いからと初心者におすすめするようなケースも多いです。
人気があり、実際にトレードをしている方が多いからなのか、15分取引に関してはインターネット上にもかなりの情報が出回っています。
リサーチもしやすいでしょう。
定番とも言える判定時間なので、ほとんどのバイナリーオプション業者が提供しています。
15分取引の特徴としては、以下の2つが挙げられます。
- 取引がしやすい
- ペイアウト倍率が比較的高い
また、15分取引における攻略のポイントは以下の通りです。
- 安定したトレンドが発生している通貨ペアを選ぶ
- 必要に応じて転売機能を使う
- フォーメーション分析、パターン分析を活用していく
1時間取引の特徴と攻略のポイント
海外バイナリーオプション業者で提供されている判定時間の中でも、特に長いのが1時間取引です。
バイナリーオプションに限らず、広い意味での投資として見たときには短い判定時間に思えるかもしれませんが、やはり30秒取引や60秒取引(1分取引)といったものがあることを考えるとバイナリーオプションの中ではかなりの長時間です。
1時間取引の特徴は、以下の2つです。
- 他の判定時間と比べると動きが緩やか
- 分析をして、根拠のあるエントリーができれば安定した勝率で続けられる
また、1時間取引における攻略のポイントは以下の通りです。
- 転売機能を活用して損失をできるだけ小さくし、利益を確保する
- トレンドに乗じた順張りエントリーをする
- いろいろな時間のローソク足を見ていく
どの判定時間がいいのかはケースバイケース
バイナリーオプションにおける主要な判定時間の特徴と攻略のポイントについてお話ししましたが、基本的にどの判定時間がいいのかはケースバイケースです。
本人の性格もあるでしょうし、初心者なのか中級者なのか上級者なのかといったトレーダーとしてのレベルによっても変わってきます。
例えば、バイナリーオプションでハイリスクハイリターンのトレードをしていきたいのであれば60秒取引(1分取引)がいいでしょうし、FXトレードをよくやっているという方であれば感覚をつかみやすい1時間取引がいいかもしれません。
初心者の方であれば30秒取引から始めていき、テクニカル分析が得意になってきたら15分取引へと移行していくというやり方でもいいでしょう。
経験を得るためにも、利益を積み重ねていくためにもバイナリーオプションではトレードを続けていくことが大切になってきます。
資金が底をついて退場することにならないように、自分に合った判定時間でバイナリーオプションのトレードを続けていけるようにしたいものです。