バイナリーオプションを含めた投資について調べていると、やはりメンタルの重要性について訴えているコンテンツが多く見受けられます。
実際に、バイナリーオプションにおいてもメンタルというのはとても重要なものです。
今回は改めて、バイナリーオプションにおけるメンタルの重要性についてお話ししていきたいと思います。
目次
メンタルはバイナリーオプションの勝敗を左右する要素のひとつ
バイナリーオプションにおいてメンタルがすべてというわけではありません。
バイナリーオプションの勝敗を左右する要素はいくつもあって、メンタルはその中のひとつになります。
実際に、勝てる可能性の高い手法を実践していたとしてもメンタルのせいで結果が振るわないということも十分にあり得ます。
手法だけではありません。
資金的に余裕があっても、テクニカル分析などの勉強をきちんとしていたとしても、メンタルのせいで本来であれば強みになる部分が強みとして発揮されないまま終わってしまう可能性は誰にでもあるのです。
メンタルがすべてではないにしても、だからといってメンタルが与える影響は無視できるものではないのです。
メンタルは強化するよりもコントロールすることのほうが大切
バイナリーオプションなどの投資の話を抜きにすると、一般的には「メンタルを強くする」といった表現がよく使われる傾向にあります。
そのため、メンタルは強くしていくもの、強化していくものと思っている方も多いのではないでしょうか?
もちろん、メンタルを強化できるのであれば、それに越したことはありません。
ただ、改めてメンタルの強化というものを考えると思っている以上にハードルが高いことに気づかされます。
筋肉のように鍛えた成果が目に見えるわけではないですし、そもそもメンタルの強さにはかなりの個人差があります。
それに今は全体的にメンタルが弱い方のほうが目立ちます。
そういった中でメンタルを強くすること、強化することを目指すよりは、メンタルをコントロールするほうが効率的でしょう。
仮にメンタルが弱い方でも、そのメンタルをコントロールできるようになればバイナリーオプションでも結果が出やすくなるでしょうし、必要以上に落ち込んだり、焦ったりすることもなくなります。
メンタルのコントロールのためにもルール作り
先でも触れましたように、メンタルは強くすることや強化することを考えるよりもコントロールすることに重きを置いたほうがいいです。
では、メンタルをコントロールするためには何をすればいいのでしょうか?
それはズバリ、ルール作りです。
バイナリーオプションではルールを作ることも大切なのですが、ルールを作ることが実はメンタルのコントロールにもつながってくるのです。
具体的にどのようなルール作りをしていけばいいのか見ていきましょう。
1日の取引金額を固定する
バイナリーオプションでは投資に使える総資金の〇%を取引に……といった話をよく見聞きしますが、実際にそういった形で1日の取引金額を固定するのはとても良いことです。
取引に使う金額がわかっていれば、1日あたりの最大損失額もあらかじめわかるようになります。
特に、バイナリーオプションは最初から買ったときの利益と負けたときの損失がわかっている投資なので、取引金額に上限を設けることによって「これ以上の損失を出さずに済む」という風に考えを切り替えることができます。
損失を取り戻そうとして必要以上に取引回数を重ねることもなくなりますし、それによって損失を拡大することもなくなります。
実際にバイナリーオプション取引を始めてみると、こういったシンプルなルールによって救われるシーンは何度も出てくるかと思います。
自分で設けたルールに例外を作らない
バイナリーオプション取引にあたっては、1日の取引金額以外にもいろいろなルールを設けていくことになるかと思います。
「〇回負けたらその日は取引をやめる」「1日あたりの取引は〇回まで」……こういった自分で設けたルールに、例外を作らないようにしてください。
「今日は〇回負けたけど、もう1回だけ」「1日あたり〇回って決めたけど、今日だけはあと1回」といった具合に例外を作ってしまうと、せっかく設けたルールが無意味なものになってしまいます。
実際にたった一度の例外を作ってしまったがために、練りに練ったルールがどうでもよくなってしまったというケースは珍しくありません。
損失を出したら一旦取引から離れる
バイナリーオプションは2択の投資なので、理論上は50%の勝率だと言われています。
何もしない状態でも半分の確率で勝てますし、半分の確率で負けます。
つまり、誰もが一度は負けを経験するわけです。
メンタルのコントロールがもっとも必要になるのは、やはり損失を出してしまった後です。
損失を出してしまって、その損失を取り戻そうとして必要以上に取引を重ね、結果的に損失を拡大させてしまうというパターンはとても多いです。
損失を出したときに「取り戻さないと!」という焦りで行動してしまうことを抑えることができれば、損失の拡大も防ぐことができます。
そのためにも、損失を出したときには一旦取引から離れるようにしましょう。
損失を出した後もずっとチャートを見ていると、「取り戻せるかも」という気持ちに負けて無駄な取引をしてしまう可能性が高くなります。
根拠のあるエントリーだけをする
バイナリーオプションでは必ず根拠のあるエントリーだけをおこなうようにしましょう。言うまでもなく、チャートを見ているときに何となくエントリーというのは絶対にしてはいけません。
もしチャートを見たら必ずエントリーしなければいけないような気になってくるという方がいれば、その認識から改善していったほうがいいでしょう。
何となくのエントリー、運任せのエントリー、直感でのエントリーといったものはすべてNGです。
これをやめられるようになるとその分だけ負けを回避できるようになりますので、体感としてもかなり違ってくるはずです。
明確な根拠のあるエントリーをするからこそ勝率が高まりますし、仮に負けてしまったとしても分析を通して次の取引に活かしていくことができます。
取引後には必ず振り返りや分析をする
バイナリーオプションは何度も何度も取引を重ねていき、少しずつ利益を積み重ねていくタイプの投資になります。
必然的に取引回数は多くなりますし、取引回数が多くなる分、振り返りや分析もしやすくなります。
もちろん、1回1回の取引の記録を残していくのは大変かもしれませんが、それを積み重ねて客観的な振り返りや分析をすることによって確実に見えてくるものがあります。
バイナリーオプション取引で勝てるときには勝てるだけの要素がありますし、負けるときには負けるだけの要素があります。
勝てる要素を次回以降の取引にしっかりと反映させ、負ける要素を次回以降の取引でできるだけ排除していくということを繰り返していくことでバイナリーオプションの勝率が高まっていくのです。
終わった取引の振り返りや分析というのは面倒に感じられる方も多いでしょうが、こういったことの積み重ねがバイナリーオプショントレーダーとしての自信にもつながっていきます。
自分の中に積み重ねができていき、成長を感じられるようになるとメンタル面でも余裕が出てくるようになるかと思います。