exness(エクスネス)は、2008年から運営を開始しており、10年以上の実績を持つ海外FX業者です。
一時的に日本人向けのサービス提供をやめていましたが、近年再度再開すると圧倒的な人気から多くの日本人ユーザーがexnessでの口座を開設したほどです。
まだまだ日本での口コミは大手海外FX業者に比べるとそこまで多くはないですが、実際にはexnessで口座開設をする価値はあるのでしょうか?
今回はexnessの魅力とメリット、注意すべき点について見ていきたいと思います。
exness(エクスネス)ってどんなFX業者?
exnessとは、2008年にセーシャル共和国で設立された海外FX業者です。
exnessは運営して10年以上で、日本で人気の高いXMよりも長い期間運用しています。
日本でのサービス提供を過去にも行っていたのですが、一時的に撤退しており、2020年より再度日本へ進出しています。
そのため、日本での口コミや評価はまだ他の大手海外FX業者と比べると少ないのですが、海外でのexnessに対する評価はかなり高いので、安心感のある企業といえるでしょう。
exnessで口座開設をするメリット
exnessはまだ日本に進出して間もない企業ではありますが、exnessを使うメリットはかなり多くあります。
そこで、まずはexnessのメリットについて具体的に見ていきましょう。
4つの金融ライセンスを取得しているので安心
exnessはセーシャル共和国の金融ライセンスを取得しています。
金融ライセンスとは、世界各国の金融庁が発行している営業許可証のようなものです。
それぞれの国が提示している規約を守っていなければ取得することができません。
そのため、金融ライセンスを取得していることによって、その企業の信頼度を測ることができると考えらえています。
セーシャル共和国の金融ライセンスはあまり有名なものではありませんが、取得しているというだけでも一定の信頼度が担保されていると言えるでしょう。
運営元の親会社は信頼度の高いライセンスを持っている
exnessの日本人ユーザーを管理する企業はセーシェル共和国の金融ライセンスのみですが、exnessグループとしては4つの記入ライセンスを持っています。
Exness (SC) Ltd:セイシェル共和国で「8423606-1」の登録番号で登録、「SD025」のライセンス番号で金融庁(FSA)の承認を受けた証券会社
Exness B.V.:キュラソーで登録番号「148698(0)」で登録した証券仲介業者、 キュラソーおよびシント・マールテン中央銀行(CBCS)によりライセンス番号「0003LSI」で認可
Exness (VG) Ltd:英領バージン諸島金融サービス委員会(FSC)により、登録番号「2032226」、および投資事業ライセンス番号「SIBA/L/20/1133」で認可
Exness ZA (PTY) Ltdは南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA)により、金融サービスプロバイダー(FSP)として登録番号「2020/234138/07」およびFSP番号「51024」にて認可
かなり厳しいライセンスも取得していることから、exnessへの信頼度も高いと考えることができるでしょう。
日本人向けの海外FX企業はグループ会社で行う場合が多い
日本人向けに運営している企業では、セーシャル共和国の金融ライセンスしか取得していないことを不安に感じる方もいることと思いますが、このような措置は海外FX業者にはよくあることです。
日本人から人気の高い海外FX企業のほとんどがこのような形式をとり、グループ会社での日本人向けサービスの提供を行っています。
その理由として、一部の金融ライセンスを発行している国が日本人向けのサービスの提供を禁止しているからだと言われています。
母体とグループ会社にサービス内容の差異はなく、安心して投資できる健全な運営が行われていると考えていいでしょう。
海外でもトップクラスのレバレッジの高さ
exnessのレバレッジの高さは海外FX業者の中でもトップクラスを誇っており、なんとその最大レバレッジは2000倍となっています。
国内FX業者が25倍、海外FX業者でも平均400~800倍程度なので、その違いの大きさは圧倒的です。
FXではレバレッジをかければ、少額の資金でも大きな利益を生み出すことができるとはいいますが、それにしても驚くような金額を動かして運用することができるので、大きな利益を生み出すことができます。
条件をクリアすれば無制限のレバレッジ
exnessでは、一定の条件をクリアした場合はレバレッジが無制限となります。
無制限と書かれてはいますが、実際には21億倍のレバレッジという最大値が定められています。
21億倍といえば、1円分の資金を使って取引を行ったとしても21億円分の資金を動かすことができるのです。
この無制限レバレッジに魅力と感じてexnessで口座開設をする方もかなり多いです。
無制限レバレッジを利用するための条件は、「合計5ロット以上の取引」「10回以上の取引回数」「MT4の口座を利用している」「口座残高が1000ドル(約10万円)未満」という4つです。
この条件をクリアすることができれば、最大21億倍という類を見ないハイレバを使って取引を行うことができるのです。
この条件の中に口座残高が10万円以下となっているので、万が一高いレバレッジをかけすぎてロスカットになってしまった場合でも少額の損失で抑えることができる仕組みになっているため、比較的安心してハイレバの取引を楽しむことができるでしょう。
ハイレバをカバーするゼロカットシステム採用
exnessではゼロカットシステムが採用されています。
多くの海外FX業者がゼロカットシステムを採用していますが、exnessの場合はこの仕組みをより有意義に活用することができるでしょう。
高いレバレッジでの取引を行っていると、相場の変動により一気にロスカットになってしまうこともあります。
そのような場合にゼロカットシステムがなければ、かなり大きな損失を被ってしまい、払えなければ自分で借金をして支払わないといけなくなります。
思わぬ損失の心配をせずに取引ができるという点は安心でしょう。
特に無制限レバレッジを利用する場合には、その恩恵が大きく受けられます。
通常のレバレッジでも2000倍とかなり大きいのですが、最大21億という圧倒的に高いレバレッジの場合、少しの相場変動でも大きな損失に繋がってしまう可能性もあります。
高いレバレッジを使えば、その分大きな利益が生み出せることもありますが、それと同じ額の損失が出る可能性もあるのです。
そのため、ゼロカットシステムがあることによって、より安定した運用ができるでしょう。
ロスカットは0%と圧倒的に低い
exnessの魅力は高いレバレッジだけではありません。
ロスカット水準も0%となっているので、平均20~50%の他の海外FX業者と比較してもかなり低い数字となっています。
ロスカットとは、本来投資家の利益を守るためにあります。
ロスカットがあることによって、万が一突然の相場変動で損失を出してしまった場合でも、早めにポジションを強制決済すれば口座に残高が残っている状態で再度利益を狙うことができます。
しかし、早めにロスカットをされてしまうと、自分の思うような取引ができないことも多々あります。
ギリギリまで自分の取引をしたい、相場が変動するのを待ちたいという方には、この0%のロスカット水準はかなり魅力的でしょう。
豊富な口座タイプがあり自分にあった取引が可能
exnessはユーザーのニーズに合わせてかなり細分化したたくさんの口座タイプを用意しています。
そのことにより、自分の好きな形での取引スタイルを選ぶことができる点が魅力的です。
口座タイプによって、その内容は大きく異なるので、口座開設をする場合にはその内容をしっかりと確認しておく必要があるでしょう。
exnessの口座タイプは大きく分けると、「スタンダード口座」「プロ口座」の2つですが、その中にも小分けにされたさまざまな口座タイプがあるので、注意して口座開設をすることをおすすめします。ここから詳しく紹介していきます。
標準スペックの「スタンダード口座」
スタンダード口座はexnessの中で最も標準な形の変動スプレッドの口座です。
スタンダート口座とスタンダードセント口座の2つがあります。どちらも最大レバレッジは無制限です。初心者に適したサービス内容となっています。
FX上級者の希望を形にした「プロ口座」
プロ口座は、FX上級者のような口座の形式にこだわりたいという方の要望を叶えるために作られている口座です。
プロ口座の中には、「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」「プロ口座」の3つが用意されています。この3つとも無制限レバレッジは可能です。
「ロースプレッド口座」の特徴としては、スプレッドは変動制ですが手数料が片道最大3.5ドルと固定になっています。
また、最低スプレッドが0.0と最も低いスプレッドを実現しているのもこの口座の特徴です。
「ゼロ口座」の特徴は、30ペアが取引時間帯の95%でゼロスプレッドとなっているので、ロースプレッド口座よりもスプレッドが狭い時間は長い口座と言えるでしょう。
ただ、ロースプレッド口座では最大片道3.5ドルとなっている手数料が、ゼロ口座では片道3.5ドル~となっているので、その分手数料は高めの設定になっています。
「プロ口座」の特徴は、手数料が無料になっている点と、唯一即時約定の口座になっている点です。
即時約定とは、自分が注文しようと思ってクリックしたタイミングですぐにインターバンクに反映されるということを指します。
約定スピードが遅いFX業者を使っている場合、自分が注文しようと思ったタイミングと実際に注文が通ったタイミングが異なるというスリッページが発生する可能性がありますが、exnessのプロ口座は即時約定となっているので、スリッページがほぼ起こらず、安心して運用ができます。
スキャルピングなどの短時間での取引を行いたいという方はプロ口座を使うといいでしょう。
どの口座を使うかはトレーダーの好みによって変わりますが、それぞれタイプが異なるので、自分の取引スタイルと合う口座を探して取引をすることをおすすめします。
スプレッドが狭く利益を出しやすい
exnessのスプレッドは他の海外FX業者と比べてもかなり狭いと言えます。
為替レートでは、通貨を売る時と買う時で値段に差があります。
この差は通貨によっても異なりますし、FX業者によっても変わります。
そのため、できるだけスプレッドが狭いFX業者を使うことによって利益が出しやすい状態を作り出すことができるということです。
特にロースプレッド口座、ゼロ口座、プロ口座は圧倒的なスプレッドの狭さとなっているので、より利益が出しやすい取引を行うことができます。
自分のトレードを記録してくれるモニタリング機能搭載
exnessには、自分がどのようなトレードをしてどれくらい利益を出すことができたのか等を自動で記録してくれる「MyFxbook」というモニタリング機能が搭載されています。
これは自分の口座と連動しており、自動的に自分の取引履歴を記録してくれるので、とても便利です。
FXでの勝率を上げるために必要なのは、自分の取引を見直し、勝った理由や負けた理由を分析することが重要だと言われています。
exnessのMYFxbookでは、かなり詳細に自分の取引履歴が記録されますし、1日毎の収支も月ごとの損益も見ることができるので、分析をする際に便利に使うことができるでしょう。
副業でFXをされている方の場合、取引をする時間やFXの勉強をする時間に費やしてしまうと、なかなか取引記録を作成する時間を確保するのも難しいと思いますので、この仕組みを利用することによって効率のよいFX取引を行うことが可能でしょう。
初心者でも利益を出しやすいソーシャルトレーディングの提供
exnessでは、誰でも経験豊富なトレーダーの戦略を見てコピーすることのできるソーシャルトレーディングというサービスを行っています。
ユーザーは戦略を提示しているトレーダーの決めた手数料を支払わないといけない仕組みとなっていますが、その戦略を行って負けてしまった場合には手数料はかからないので、とても魅力的でしょう。
初めてFXに取り組む方でも優秀なトレーダーの取引方法を真似して行うことによって利益が出しやすい状況を作ることができますし、将来的には億トレーダーになってコピーされる側に回り、報酬を得ることも可能となっています。
このような仕組みを採用している海外FX業者はあまり多くはないので、exness特有の魅力ということができるでしょう。
豊富すぎる通貨ペアで自由な取引が可能
exnessでは、為替の取引だけでも112種類もの通貨ペアが用意されています。
他の海外FX業者でも平均50~60種類ほどなので、その数は倍以上変わります。
exnessはメジャーどころの通貨ペアだけではなく、マイナーな通貨ペアも扱っているので、他のFX業者では使うことのできない通貨ペアでの取引も可能となっています。
それ以外にも、貴金属や仮想通貨、株式などの豊富な種類の取引ができるようになってしまっているので、自分で自由に戦略を考えることができ、豊富な種類の戦術を立てて利益を出すことができるでしょう。
自動売買システム・スキャルピングも可能
exnessでは、自動売買システムの導入やスキャルピングによる取引も可能となっています。
自動売買システムとは、トレーダーの代わりに動きを事前にプログラミングされたツールが取引をしてくれるシステムのことで、スキャルピングとは数秒から数十秒という短い時間でエントリーして決済するという取引手法のことを指します。
スキャルピングは禁止されている業者も多い
スキャルピングを禁止する業者はかなり多いので、exnessは珍しい海外FX業者と言えるでしょう。
スキャルピングが禁止されている理由としては、約定力の低下や業者の損失に対する心配を減らすためです。
exnessがスキャルピングを可能にできるのは、より高度な業者と提携しているからだと言えます。
そのため、通常の取引の場合でも安定した取引を行うことができるということになります。
無料のVPSの提供がある
exnessでは、自動売買システムを使う人のために、一定の条件を満たした方向けに無料でVPSの提供を行っています。
VPSとは、仮想サーバーのことです。
自動売買システムを使う場合には、常にシステムを起動させている必要があります。
しかし、常にパソコンをつけておくことができない人もいるでしょうし、突然何かしらの事情で電源が落ちてしまえば、取引ができなくなってしまいます。
そこで、VPSという仮想サーバーの中で取引を行うことで、パソコンの電源に関係なく自動売買システムを稼働させることができます。
無料でVPSを受けられる条件は、「500ドル(約5万円)以上の入金実績」「100ドル(約1万円)以上の余剰証拠金」という2点となっているので、比較的満たすのが容易です。
また、サポートに連絡するだけで簡単に利用できるので、とても便利でしょう。
ただ、16日間取引が行われなければ、VPSの利用が停止されてしまうため、その点は注意が必要でしょう。
exnessで口座開設をする際に気を付けること
exnessはトレーダーにとってかなり魅力的な部分が多いFX業者ですが、もちろん気を付けておかないといけない点もあります。
そこで今回はexnessを利用する場合の注意点についてご紹介していきます。
証拠金の金額によってレバレッジサイズが異なる
exnessの大きな魅力として、高いレバレッジがあります。
しかし、このレバレッジは口座の中に入れてある証拠金の金額によって変わってしまうので、注意しておく必要があるでしょう。
先ほどもご紹介したように、1000ドル(約10万円)未満の場合は無制限レバレッジとなっています。それ以降に関しては、以下の通りとなっています。
0 – 4,999ドル: 2000倍
5,000 – 29,999ドル:1000倍
30,000ドル以上:500倍
このように、口座の残高に応じて徐々にレバレッジは下がっていってしまうので、事前に把握しておく必要があります。
ハイレバでの取引を行いたいという方は、口座残高を自分で調整して使うようにしましょう。
海外FX業者特有のボーナスが用意されていない
海外FX業者の魅力として挙げられるうちの1つに、豪華なボーナスがあります。
実際にボーナス目当てに口座開設をしたことがあるという方も多くいらっしゃると思います。
しかし、exnessではボーナスの提供をこれまでに1度も行っていません。
その理由として、ボーナス目当てに口座開設をする方を集めるのではなく、本当にexnessの取引環境を使いたくて口座開設をしてくれるユーザーを集客しているからだと考えられます。
そのため、exnessは利用するユーザーの取引環境に対しては、徹底的に注力しています。
そのことによって、安定した既存の顧客層をかかえつつ、口コミで新規のユーザーを獲得することができている珍しい形の海外FX業者です。
このような手法は、自社が提供するサービス内容や、サービスに対する意識に自信がなければとることのできない企業戦略だと思います。
そのことから考えても、これまでも取引環境に対して力を入れてきているexnessですが、今後もよりトレーダーが取引しやすい環境を追及して運営していってくれるのではないかと期待が集まっています。
まとめ
いかがでしたか?exnessはまだ日本での知名度は高くありませんが、その理由は海外FX業者特有のボーナスの提供がないからだと考えられます。
exnessは信頼度も抜群に高いですし、サービス内容もトレーダーの取引環境を高めることを目的に用意されているものばかりなので、使いやすいと感じるものばかりでしょう。
高いレバレッジや0%という低いロスカット水準も魅力的です。
より高い取引環境でトレードをしたい方はexnessで口座開設をしてみてはいかがでしょうか?