FXを副業とした場合、またはプロトレーダーとして活動した場合、どれくらいの年収を稼ぐことができるのでしょうか?
またどのような方法でFXトレードに取り組むと年収アップが期待できるのでしょうか。
今回は、アマチュアトレーダーからプロトレーダーまで、FXで得られる年収について多角的に見ていきます。
目次
FXとは何?
まずは最初にFXについて詳しくみていきましょう。
FXとはForeign Exchangeの略で、日本語で「外国為替証拠金取引」といいます。
たとえば、自国通貨と他国通貨を売買することにより発生する差益を狙い利益を得ていきます。日本円をはじめ、ドルやユーロ、ポンドなどを売買する取引です。
FXトレードの基本的な取引
FXトレードではどのようにして利益を得るのかを見ていきましょう。
たとえば、1ドルが100円時にドルを購入、数週間後に1ドル110円になったとすれば、その時点でドルを売ったとします。結果、10円の利益となります。その際、何万ドルも購入していれば利益も上がりますし、購入額が少なければ利益も少なくなります。つまり、いくら分を購入するかで利益は変わってきます。
通貨価格の変動を利用して何度も売買を重ねることにより利益を得ていくのがFXトレードです。
FXで利益を上げるためには、為替相場の変動や決済時期が重要なポイントとなってきます。
社会情勢に左右されるFXレートはチャートを見て判断し、その上でトレードをしていきます。
FXトレード開始までの流れ
FXトレードは少額資金でスタートさせることができます。
株式投資に比べると少ない資金で気軽に始められるため、学生や主婦の方の副業としても人気があります。
FXトレードを開始するには、まずFX専用の口座の開設から始まります。
開設した口座に入金するとトレードが可能となります。
FX業者は国内・海外などを含めると非常にたくさんありますので、その中から自分に合った業者を選ぶことは重要です。
実際にトレードを始めるにあたっては、デモトレードで基礎知識を身につけてからリアルトレードに移っていくのが安全です。
FXトレーダーの年収ってどれくらい?
FXトレードをすることで、年収としていくらぐらい稼げる見込みがあるのでしょうか?
専業トレーダーと兼業トレーダー
トレーダーには「専業トレーダー」と「兼業トレーダー」といった区分があります。
FXはサラリーマンや学生でも、スマホを使って空いた時間に簡単にトレードできる気軽さが人気です。そのため、本業は別にある方が副業でFXトレードを行っているのを「兼業トレーダー」と呼びます。
一方、FXトレード専門に収入を稼いでいるトレーダーを「専業トレーダー」と言います。
FX初心者での目標年収
FXトレードを始めるきっかけは人それぞれです。
FXについて興味を持ち、たくさん情報を収集し、まずはデモトレードで体験してみるうちにリアルトレードを始める方もいるでしょう。
FXトレードは、まず自分がどれくらい稼ぎたいか希望する年収を目指したトレードを始めましょう。元手資金や生活環境、トレードスタイルに合った目標年収を設定し、そこから月額、日額を割り出して計画的にトレードを進めていくのです。
まずは、日本人給与所得者の平均年収の445万円を目標としましょう。
専業トレーダの年収は?
FXトレードだけで生活できるるレベルの専業トレーダーの方の年収はどれくらいでしょうか?
一説には最低で600万円~700万円ぐらい稼いでいる人が専業トレーダーと名乗れる方だと言われています。もちろん中には、数千万~億単位の年収を得ている人も存在します。
とはいえ、毎月固定である程度決まった額がかせげるというものではありません。月単位で見ると安定せず、利益が多い月もあれば逆に損失が出る月もあるといった感じです。
また、FXトレードは元手となる資金によっても大きく差が出ます。
兼業トレーダーになると年収レベルで100万円行くか行かないかという人います。
兼業トレーダーは目標年収を考えずに
本業を持ちながらFXの取引をしている兼業トレーダーは、無理に目標年収を立てないほうがよかったりします。
FX初心者から中級者レベルでは、1日の利益が数千円、毎月数万円の利益を確実に得ることができれば上出来だとされています。
逆に高い目標を立てることが、不安や失敗を生み出す原因になりかねません。
それであれば気楽にトレードをしているほうがメンタルもやられなくて案外良い結果になる可能性もあります。
気が付いたら「こんなに利益が出ていたんだ」というトレードも良いのかもしれませんね。
まとめ
FXトレードは少額資金で大きな利益を得るチャンスがある投資の一つ。
ただし、同時に大きな損失を出す可能性もある投資であることを念頭に置いておきましょう。
まずはFXをしっかりと学ぶことが重要です。
自分なりにいろんな角度から分析したり、多様な手法を用いて実際のトレードを行ってみましょう。