今回は「日本人の投資人口」と「FX人口」について見ていきます。
目次
投資人口に関するデータにはばらつきがあるが1~2割くらい
本記事を作成するにあたり色々なデータを集めてみたのですが、数値にばらつきがありました。
ですが、それらのデータを様々に照らし合わせてみると「日本人の投資人口は1,200万~2,400万くらい」ではないかという結論に至りました。全人口との比率で言えば1~2割くらいです。
国内のFX投資人口は?
では、FXに絞って考えていきましょう。
国内FX業者の全口座数は700万~800万前後であると言われています。
案外多いと感じるかもしれませんが、「アクティブ口座(継続的に使われている口座)」は80万口座前後しかないとされています。
1人で2つ以上のFX口座を利用している投資家も多いですから、国内のFX人口は50万名前後のような気がします。
そして、実際にはここに「海外FX業者の利用者」が加わることになります。
人口の話とは関係ありませんが、FX口座はずっと使わずにいると「休眠状態」や「凍結状態」に入ることになります。
すでにFX取引を積極的に行っている人からすると考えにくい事かもしれませんが、全口座のうち約1~2割しかアクティブ状態でないわけですから、いかに休眠口座・凍結口座が多いかが分かります。
結局日本のFX投資人口は多いのか?
「全FX人口のうち、5~6割は日本人」と言われています。
海外FX業者のなかには日本語対応にかなり力を入れているところが多いですが、このことも関係しているのかもしれません。
実際、外国語が全く分からなくても、問題なく取引・問い合わせなどができる海外FX業者も少なくありません。
日本のFX投資「勝利者人口」
では、日本のFX投資人口のうち、「利益を出している人の人口」はどれくらいなのでしょうか。
色々と調べてみたのですが、やはりばらつきがありました。
一応「1年間FX投資を続けてみて、トータルで利益を出せる人は3~4割」だと言われていますが、それも「もの凄く信憑性が高いデータ」というわけではありません。3~4割ではなく、1~2割という説もあります。
しかし、フランスの「フォレックスマグネイト」というところが出したFX投資に関するデータは信頼できると思います(2009~2012年のデータですから古いですが)。
それによれば、「負けている人が全体の約1割」ということでした。また、ポーランドでも似たような調査が2013年に行われており、そこでは「負けている人が全体の約2割」という結果になったようです。
まとめると、日本人についてはよくわかりませんが「FXで勝っている人は全体の1~3割程度」ということになるでしょうか。
いずれにせよ、「半分以上の人が勝っている」ということはまずないと思います。
今後の日本のFX投資人口はどうなる?
これから日本のFX投資人口は今後増えていくと思っています。
なぜなら、「株に興味がある人」が2012→2015年で「7.5%→12.7%」と増加しているからです。これは株式投資に関するデータですが、株にだけ興味がある人はあまりいないと思うので、「やっぱりFXもいいかも」などと考えて、FX投資に流れていく人もそれなりにいるのではないかと感じています。
さて、FXに限らず商品やサービスは「マーケット普及率16%」くらいになると、そこから普及率がどんどんアップしていくと言われています(ちなみに、こういった『ここまでの普及率になれば後はどんどんアップしていく』という普及率のことをクリティカルマスと言います)。
たとえば、今後日本のFX業者が、以前のNISA並に「FX投資をしましょう!」と呼びかければ、日本の投資人口の伸び率がアップし、いずれ16%に達し、そこから爆発的に増えていくこともあるかもしれません。
FX業者側も「こういう取引方法であれば損をしにくいですよ」などと宣伝するかもしれませんね。
「海外FX業者」のほうが「国内FX業者」よりもおすすめ
「じゃあ私もFXを始めてみよう」と感じる方もいるかもしれませんが、日本人の多くは「国内FX業者(日本のFX業者)」に登録すると思います。
しかし、海外FX業者側が、日本を対象に広告を打つことはあまりないので見落としがちですが。
実は「海外FX業者」のほうがおすすめです。
その理由をいくつか紹介していきましょう。
- ゼロカットシステムがある
- 最大レバレッジ倍率が高い
- ユーザーに勝たせたがっている
1.ゼロカットシステムがある
ゼロカットシステムとは「口座の残高がマイナスになったら、FX業者の負担で0にまで戻すシステム」のことです。
つまり「借金を背負わないシステム」と表現することができます。
国内FX業者にはこのゼロカットシステムがないため、「FX投資で稼ぐつもりが、借金を背負ってしまった…」という人が少なくありません。結構な人数になるかと思います。
この点で、国内FX業者を選ぶ理由はないと感じてしまうほどです。
ただし、ゼロカットシステムがない海外FX業者もあるので注意が必要です。
2.最大レバレッジが違う
日本のFX業者を利用した場合の最大レバレッジは25倍です。
ですが、海外FX業者の場合は数百倍~数千倍となっています。
たとえば、資金が1万円あるとして、レバレッジをかけると
海外FX業者→数百万~数千万円分の取引ができる
ということになるので「稼ぐための効率」が全く違います。
「そんなハイレバレッジ倍率で取引をしたら危険なのでは?」と感じるかもしれませんが、ゼロカットシステムがあるので、ローリスクに抑えることが可能となります。
3.海外FX業者の多くは「ユーザーに勝ってほしい」と思っている
かなり簡単に説明しますが、
国内FX業者:「取引手数料などの手数料+ユーザーの取引損失額」で儲けている
という傾向にあります。
言い換えれば、海外FX業者は「勝ってくれたほうが、取引を続けてくれるだろうし手数料がどんどん入ってくる」と考え、ユーザーに有利なシステム(ゼロカットシステムなど)をいろいろと設けています。
一方、国内FX業者のなかには「ユーザーが負けたほうが儲かる」と考えて、ユーザーに不利なシステム(スリッページなど)を行っているところが少なくありません。
まとめ:FX投資人口は増えるような気がします
今回は「投資人口」、特に「FX投資人口」について解説しました。
正確なデータを集めるのは難しいですが、
投資人口:1,200万~2,400万ほど
(国内業者を使っている)FX投資人口:50万ほど
FX投資人口のうちの「勝っている人」の比率:1~3割ほど
ではないかと思われます。
今後、国内のFX投資人口が伸びていくとどこかのタイミングで「爆発的に人口が伸びる」ようになると予想します。
その際、国内FX業者が積極的に宣伝するようになるかもしれませんが、
- ハイレバレッジ
- ゼロカットシステムあり
- ユーザーに勝たせたがっている
という傾向にある海外FX業者を利用することをおすすめします。