FXトレードを始めるにあたり、国内FX業者と海外FX業者、どちらで口座を開いたらいいんだろう?と迷っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、どちらとも作って比べてみてもいいですが、FXが初めて!という方にとっては、まず口座を作るところから何もわからずに不安なのではないでしょうか?
今回は、口座の作り方から口座の特徴などを含め、海外FX業者と国内FX業者での口座の違いについて見ていきましょう。
目次
口座の作り方の違い
口座を開設するにあたって、必要なものがあります。また、口座開設して取引をスタートできるまでの時間の違いもあります。
それらを表にまとめてみました。
口座開設における違い
項目 | 海外FX | 国内FX |
必要書類 | ・メールアドレス ・本人確認書類 ・住所証明書類 | ・メールアドレス ・本人確認書類 ・マイナンバーカードの写し |
所要日数 | 即日 | 2~3営業日 |
口座開設手数料 | 無料 | 無料 |
口座開設手数料は、海外FX業者・国内FX業者ともに無料となっていますが、開設に必要な書類と所要日数には違いがあります。
まず、必要書類についてですが、国内FX業者ではマイナンバーの提出が義務となっていて、どのFX業者でも提出が必要になります。
これに対し、海外FX業者ではマイナンバーカードの提出は義務付けられていません。
次に所要日数です。
国内FX業者の場合は、本人確認書類などの確認が済んでから口座開設の上、トレード開始となりますが、海外FX業者の場合、本人確認を後回しにして、口座開設さえすればトレードできるというFX業者が多いです。
ただしこの場合、トレードで得た利益を出金するためには本人確認が終わってからとなりますので、出金には少し時間がかかります。
レバレッジの違い
項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
レバレッジ | 制限なし | 25倍まで |
国内FX業者は法律によって、個人取引でのレバレッジは最大25倍までと決められていますが、海外FX業者は無制限で、1,000倍や3,000倍といったハイレバレッジを売りにしているFX業者もあるほどです。
これだけを見ると、ハイレバレッジの取引をしたいなら海外FX業者の方がよいということがわかりますね。
スプレッドと注文方式の違い
次は、FX口座を選ぶ際に、ポイントとなるスプレッドについて比較していきます。それに合わせて注文方式の違いにも触れておこうと思います。これらには密接な関係があります。
項目 | 海外FX | 国内FX |
スプレッド | 広い | 狭い |
スプレッド方式 | 変動が多い | 原則固定 |
注文方式 | NDD方式が多い | DD方式が多い |
スプレッドは海外FX業者の方が広いというのが一般的です。一体どれくらい違うのかを海外大手FX業者と国内大手FX業者の実際のスプレッドを比べて確認してみましょう。
通貨名 | 海外FX大手「XM」 | 国内FX大手「DMM FX」 |
米ドル/円 | 平均2.0pips | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 平均3.0pips | 0.5銭 |
ポンド/円 | 平均4.6pips | 1.0銭 |
1pips=1銭として比べてみましょう。これからするに、スプレッドが狭いのは国内の方だということがよくわかると思います(当然講座にもよります)。
実は、これだけスプレッドに差が出るのは注文方式が違うからなのです。細かい説明は省力しますが、海外FXはNDD方式といって、スプレッドによって利益を上げる方式をとっています。詳しく言えばもっと違いがあるのですが、利益を上げる方法という点に関してだけ比べると、国内FXのDD方式とはトレーダーの負けた分を利益にしていると考えていただければわかりやすいかと思います。
どこで利益を取るかという違いがあり、スプレッド幅が海外の方が広くなっています。
ゼロカットシステムの違い
海外FX | 国内FX | |
ゼロカットの有無 | あり | なし |
ゼロカットシステムとは、トレーダーを窮地からすくい上げる、救世主のようなシステム。このシステムは、証拠金以上のマイナスを全てカットして相殺してくれます。
このため、口座残高が0を下回ることがなく、借金を背負うリスクが無くなります。国内FXがなぜゼロカットシステムを導入できないかというと、金融庁からの規制があるためです。
このため、急な為替変動やフラッシュクラッシュなどが起きたとき、損切りが間に合わず口座残高が0を下回ってしまう可能性を残してしまいます。こうしたシステムの有無のちがいから、実は海外FXの方が安心してトレードできるというトレーダーもたくさんいるのが現状です。
取引ツールの違い
海外FX | 国内FX | |
取引ツール | MT4・MT5が多い | 会社によって独自のプラットフォーム |
全てが上記の通りではありませんが、海外FXの場合は多くの会社がMT4・MT5と呼ばれる共通のプラットフォームを利用していることが多いです。たとえば様々な海外FXの口座を掛け持ちしていてもトレードの仕方は同じですし、乗り換えも苦になりません。
これに対して日本の場合、それぞれの会社が独自のプラットフォームを開発して利用していることが多いので、使い勝手がそれぞれ異なり、掛け持ちや乗り換えの時に少し面倒なことになります。こうしたツールを使いこなすことが得意な人には問題がありませんが、慣れるのに時間がかかる人は要注意です。
また、MT4・MT5の場合は、EAプログラムを利用して自動売買を行うことができるのですが、これがトレーダーやFX業者によって販売されており、購入が可能だったり無料でダウンロードできるものがあったりとかなりバリエーションが豊かになっています。
キャンペーンの違い
海外FX | 国内FX | |
キャンペーン | 口座開設ボーナスキャンペーン 入金ボーナスキャンペーン キャッシュバックキャンペーン | キャッシュバックキャンペーン |
それぞれのFX業者が独自のキャンペーンを行っていますが、ボーナスなどに関しては海外FX業者の方が圧倒的に充実しています。
国内FX業者のキャッシュバックキャンペーンは、開催こそあれ条件がかなり厳しいものが多いです。現金が戻ってくることを考えればありがたいですが、条件によってこれは達成できないだろうというものもあるので、あまり有益ではありません。
これに対し、海外FX業者の場合は、ボーナスキャンペーンの種類が豊富で充実しています。口座開設をするだけで、あるいは入金をするだけでボーナスをもらえるFX業者も多いので、口座開設をしたての頃は、このボーナス分だけでトレードを楽しむこともできます。ただし注意しなければならないのは、このボーナス分は出金できないということです。ボーナスを使って得た利益分は出金できますが、ボーナスをそのまま現金として出金することはできないという点は気を付けなければなりません。
税金の計算方法の違い
税制のちがい | 総合課税 | 申告分離課税 |
損失繰越 | なし | 3年間有効 |
0万円~195万円 | 20.315% | 15% |
195万円~330万円 | 20.315% | 20% |
330万円~695万円 | 20.315% | 30% |
695万円~900万円 | 20.315% | 33% |
900万円~1,800万円 | 20.315% | 43% |
1,800万円~4,000万円 | 20.315% | 50% |
4,000万円~ | 20.315% | 55% |
実は、海外FXと国内FXで税金のかかり方が大幅に変わります。
これが、海外FX業者を利用する上で大きなデメリットとなる場合があるので気を付けてください。国内FX業者を利用して稼いだ金額はいくらになっても、それにかかる税率が20.315%と一律ですが、海外FX業者の場合は累進課税制度が適用されるため、稼いだ額によって異なり、また、稼いだ分だけ税金がかかる仕組みになっています。大体330万円を境目にして、330万円以上なら国内FXの方が納める税金は安くなります。
まとめ
今回は7つの視点から、海外FXと国内FXの比較をしてきました。それぞれのどこに注目し、どちらを選ぶかは人それぞれですが、海外FXの方がメリットは大きいように思います。
税金の部分だけが少し気になると思いますが、節税をしっかりしていけば330万円以上稼いでも大丈夫な場合もありますので、検討してみてください。
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最大レバレッジ | スキャルピング | ゼロカットシステム | 自動売買EA | ロスカット |
---|---|---|---|---|
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取引方式 | 取引ツール | 日本語サポート | ライセンス | |
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最大レバレッジ | スキャルピング | ゼロカットシステム | 自動売買EA | ロスカット |
---|---|---|---|---|
1,000倍 | 可能 | あり | 可能 | 20% |
取引方式 | 取引ツール | 日本語サポート | ライセンス | |
NDD方式 | MT4/MT5 | メール、ライブチャット | セーシェル金融庁ライセンス |
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- 52点/60点
メリット- 100%(初回入金1,000ドルまで)+25%(残り5,000ドルまで)のウェルカムボーナス
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安心と信頼で人気を誇る、海外FXの歴史を物語る老舗FX業者。
最大レバレッジは400倍とあまり高くありませんが、出金拒否といったトラブルはなく、信頼性高いFX業者だと言えるでしょう。
またiFOREXはロスカット水準が0%なため、口座残高ぎりぎりまでポジションを保有できます。海外FXでは通常20~30%のロスカット水準となっているため、iFOREXの0%は他にあまり類を見ません。
最大レバレッジ | スキャルピング | ゼロカットシステム | 自動売買EA | ロスカット |
---|---|---|---|---|
400倍 | 不可 | あり | 不可 | 0% |
取引方式 | 取引ツール | 日本語サポート | ライセンス | |
DD方式 | FXnet Viewer(独自ツール) | メール、電話、ライブチャット | 英領バージン諸島金融サービス委員会 |
- やっぱり20年以上の実績は偉大。すべてにおいて安定した稼働を実現
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- 通貨ペアおよそ80種類あるので、メジャー通貨以外のマイナー通貨でトレードしたい人にはおすすめ
- サーバーインフラが不安定なのか、よくサーバーが落ちる
- FXnetなる独自プラットフォームもいいけど、MT4使えないのは残念
- スキャルピング不可&EA使用できないので上級者には物足りない業者
- 信頼度
- 通貨ペア
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- 初回入金1ドルから(セント口座のみ)
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- 取引量に応じたキャッシュバック(1ロットあたり最大15ドル)
- 最大レバレッジは3,000倍
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100ドルのクイックスタートボーナスや100%入金ボーナス、さらにはスポーツカーがもらえるトレードコンテストなどお得なキャンペーンも見逃せません。
そんなFBSを有名にしたのはレバレッジ3,000倍と業界No.1のレバレッジの高さでしょう。マイクロ口座、スタンダード口座、ゼロスプレッド口座の3つの口座でレバレッジ3,000倍のトレードが行えます。
最大レバレッジ | スキャルピング | ゼロカットシステム | 自動売買EA | ロスカット |
---|---|---|---|---|
3,000倍 | 可能 | あり | 可能 | 20% |
取引方式 | 取引ツール | 日本語サポート | ライセンス | |
NDD方式 | MT4/MT5 | LINE、メッセンジャー、電話、ライブチャット | キプロス証券取引委員会、ベリーズ国際金融サービス委員会 |
- レバレッジ3,000倍はやはりすごい。どんなものか試してみたくなる魅力を感じる
- 自動売買(EA)用にVPSサーバが無料で使えるのはかなりお得
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- 信頼度
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- 48点/60点
メリット- 日本語対応が充実
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- 最大レバレッジは1,000倍
最大200%の入金ボーナスが魅力(不定期)
IS6FXは、2016年にサービスをスタートさせた日本人に人気の海外FX業者「is6com」が、2020年9月にサービスを一新して誕生したFX業者です。リニューアル後は弱点でもあった「入出金の遅さ」を克服したほか、ボーナスキャンペーンがさらに充実。不定期ながら入金ボーナスが200%になることもあります。
そんなIS6FXの魅力は海外FXの中でも最高水準のレバレッジ1,000倍。これによりボーナスとハイレバレッジを利用してFXトレードを充分楽しむことが出来ます。また、海外FXでは一般的な追証なしゼロカットシステムが取り入れられているのでハイレバレッジな取引でも安心です。is6com時代には金融ライセンス未取得でしたが、IS6FXでは「セントビンセントグレナディーン島の金融ライセンス:26536BC2021」を取得。比較的簡単に取れると言われている金融ライセンスではありますが、一定の信頼性はあると考えてよいでしょう。
最大レバレッジ | スキャルピング | ゼロカットシステム | 自動売買EA | ロスカット |
---|---|---|---|---|
1,000倍 | 可能 | あり | 可能 | 50% |
取引方式 | 取引ツール | 日本語サポート | ライセンス | |
DD方式 | MT4/MT5 | メール、LINE、フォーム | セントビンセントグレナディーン島金融ライセンス |
- 問い合わせに対する回答の素早さは群を抜いている
- 入出金対応は他と比べても早いと感じるので急ぎの際には便利
- 小額投資でも1,000倍のレバレッジがかけられるis6comならFX最大の魅力を実感できる
- 口座開設したときちょうど入金ボーナスが200%だったのでラッキー
- 取引通貨ペアが30種類以上はあるものの、他の海外FX業者と比べて少ない印象がある
- 金融ライセンスを取得しているが、比較的簡単に取れる金融ライセンスなので少し不安
- 感覚的にNDD方式でなくDD方式だと思う。気になる人は別の業者のほうがいいと思う
- ロスカット水準50%と高めなので、思い切ったハイレバレッジがかけられない
- 信頼度
- 通貨ペア
- レバレッジ
- 日本語サポート
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- 総合点
- 46点/60点
メリット- ハイレバスキャルピングトレードができる
- オーストラリア大手FX業者のホワイトラベルにて信頼性が高い
- ドル関連の通貨ペアのスプレッドは他と比べても狭い
オーストラリア生まれの中堅海外FXブローカー
広告を出さず、あまりキャンペーンも派手に行っていないこともあって、日本国内ではあまり知られてはいませんが、約定力や低スプレッドを武器に展開、堅実な運営を行っている業者の一つです。
2020年には公式サイトが日本語対応となったほか、2021年6月には取引条件やサービスを刷新するなどリニューアルが行われており、徐々に知名度が上がりつつあります。スプレッドが狭く安定していることや短期売買に特化した取引ツール「cTrader」が導入されていることなどから、中・上級トレーダーの中でも特に短期トレードを目指すスキャルピングトレーダーに向いているでしょう。
最大レバレッジ | スキャルピング | ゼロカットシステム | 自動売買EA | ロスカット |
---|---|---|---|---|
500倍 | 可能 | あり | 可能 | 20% |
取引方式 | 取引ツール | 日本語サポート | ライセンス | |
NDD方式 | MT4/cTrader | メール、電話、チャット、LINE | セントビンセントグレナディーン |
- データセンターが東京にあるって聞いたのでスピードについては非常に期待できる
- 豪ドル関連の通貨ペアを使う時にはMYFXMarketsは最高
- 公式ホームページを見るとよさそうなんだけれど、日本でやっている人が少なく情報が少ない
- プラットフォームでMT5が使えないのは少々残念