FXで横領をして逮捕された銀行員の末路

私は10年以上メガバンクの行員を務めていました。メガバンクの仕事は非常に大変で多くの同僚が辞めてしまいました。

結果として私もやめましたが、その間に様々な事件があったのです。

特に衝撃的だったのはFXで横領をして逮捕された先輩、行員の末路になります。

この話は本当に衝撃的でした。もう時間も経っていますので、今回詳しく説明をします。マスコミに出ていないような話もありますので、ぜひ参考にしてください。

副支店長が逮捕された!

新入行員の頃に、事務の担当役職者として、私はその人に指導を受けていました。

本部の事務の担当役職者なので、非常に事務知識が豊富で頼りになった記憶があります。

また人付き合いも非常に良く、新入行員の私もよく飲みに連れて行ってくれました。付き合いがあったのは研修の3ヶ月程度でしたが、非常に印象に残っている人物です。

その後は長く会うことはありませんでしたが、順調に出世をして副支店長にまでなっていました。

その人は高卒でした。さらに、合併を繰り返したメガバンクの中でも非常に力が弱い銀行の出身だったのです。なかなか高卒で力が弱い銀行の出身だと出世は難しいのがメガバンクの悲しいところですが、その人は実力で出世を勝ち取ったのです。

しかし、今から数年前に衝撃的な事件が起こりました。なんとその副支店長が逮捕されたとの一報が銀行中を駆け巡ったのです。

副支店長が逮捕された容疑は、なんと横領!原因はFX!

その副支店長が逮捕された容疑はなんと横領でした。

しかも横領金額は10億円以上です。衝撃的すぎて頭の中が真っ白になった記憶があります。

私は長く銀行員をしていましたが、横領は正直かなり難しいと思いました。営業担当者であれば顧客から数十万円程度の横領ができるかもしれません。

しかし億を超える横領は絶対にできないと思っていました。なぜならそれほど銀行の管理体制は厳しいからです。

皆さんはあまり想像できないかもしれませんが、銀行の監査部は同じ銀行に勤めていると思えないくらい厳しくチェックをします。

書類のちょっとしたミスにも確実に気づきます。民間の会社でそのような経験をしたことがある方はほとんどいないのではないでしょうか。

私は営業担当者としてかなり大きな数字をあげていましたが、何度も監査官に泣かされそうになった記憶があります。

それほどまでに監査は厳しいのです。そのような厳しい監査は年に数回入るので、まず億を超える横領など不可能だと思っていました。しかし、その副支店長が行った横領は私の想像を遥かに超えた手口だったのです。

副支店長が行った手口は外貨預金の操作!

副支店長が行った横領の手口は、外貨預金を使ったものです。

銀行は外貨の取り扱いがあるので、為替レートを顧客に提示するシステムがあります。

このシステムを悪用し、横領を行ったのです。具体的には架空の法人口座を作って為替レートを操作し、そして元の為替レートに戻して、その差額を架空の法人口座に入金するといったものです。

詳しい内容に関しては避けますが、かなり斬新な手口で銀行の監査部は何年も気づかなかった手口になります。

今は対策がとられて、そのような手口はできなくなりましたが、当時はシステムの盲点をついたとんでもない手口だと銀行中が騒然となったのです。

横領の原因を作ったのは、FX!

銀行員の寿命は皆さん思っている以上に短いです。50歳になると関連会社に出向になり大きく給料が下がります。

多くの銀行員は40歳を過ぎると将来に不安を覚えるのです。

この副支店長も例外ではなく、将来のお金が心配になり、FXで利益を上げようと考えました。

しかしFXは思っている以上に難しく、利益を得るどころか大きな損失を負ってしまったのです。

結果として横領をするようになってしまいました。

そして、横領した資金をFXに回し、さらにFXで溶かす悪循環になってしまったのです。

またその副支店長はストレスから愛人を作り、部下にも派手におごっていたそうです。このような行為は数年間続き、総額10億円を超える大きな横領になってしまったのです。

この事件をきっかけに多くの銀行でFXが禁止になる!

この事件は、多くの金融機関に衝撃を与えました。

きっかけがFXということもあり、多くの銀行や証券会社でFXを行うことを禁止にしたのです。

決してFXが悪いわけでは無いですが、FXはレバレッジがあるので、大きな利益を得られる可能性がある魅力的な金融商品です。

しかし、一方で大きな損失を一瞬で負ってしまう怖い金融商品でもあります。結果的にこの副支店長のようにどつぼにはまり、大きな損失を負ってしまう人が少なくありません。

結果として銀行にはお金があるので横領に走ってしまう人がいるのです。このような事態を重く見てほぼ全ての銀行で今はFXを行員が行うのは禁止になっています。

副支店長は、執行猶予がつかず、実刑に…

社会的にもかなり大きな影響を与えたこともあり、この副支店長は執行猶予がつかず実刑になりました。

今も刑務所に入っているはずです。普通に銀行員としての仕事を全うすれば、このような未来はなかったはずです。

しかし、将来に不安を覚え、FXに熱くなってしまって、このような結果になってしまいました。

もちろんFXが悪いわけではありません。しかしあまりにも熱くなってFXを行ってしまうと誰にでもこのような可能性はあります。

ぜひ皆さんは反面教師としてこの話を見ていただければ幸いです。

FXは決して悪いものではない。特に海外FXは非常に良いもの!

今回はFXが原因での犯罪について説明をしましたが、FXは決して悪いものではありません。

特に海外FXは非常に良いものです。なぜなら追証が発生しないので安心して取引ができるからです。

詳細は分かりませんが、もしかするとこの副支店長は、国内FXで追証が発生してしまい、それを補填を行うために横領をしてしまったのかもしれません。

そしてどんどんどんどんエスカレートして、結果的に10億円もの横領につながってしまった可能性は十分にあります。しかし、海外FXを使っていれば、そもそも入金した金額以上の損失は無いので、このような事態にはならなかったはずです。

また国内FXとは比べ物にならないほど高いレバレッジの利用ができたので、十分一発逆転もあり得たはずです。しかし国内FXを使っていたためにこのような不幸な結果になってしまったと言えるでしょう。

海外FXには様々なメリットがあるので、皆さんはFXを行うのであれば、必ず海外FXで行うようにしましょう。

まとめ

今回は、FXをきっかけに横領をしてしまった元銀行員の末路について説明をしました。

FXは決して怖いものではありませんが、国内FXの追証をきっかけに人生を崩してしまった人はたくさんいます。

海外FXであれば追証が発生しないので、安心して取引できるでしょう。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、国内FXを中心にトレードしている方は、海外FXへの切り替えを検討していただければ幸いです。国内FXを利用していると、いつか痛い目に合いますよ。

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